やっぱり言おうと思う。9月11日のきらわんパーティ、がんばるからぜひ遊びに来てください!
9月11日はいよいよ静岡県最大規模のアニソンイベント、きらわんパーティ開催です。
ご都合の合う方は、ぜひ、ぜひ、ぜひ足を運んでほしいと思います。
参加表明は、以下のリンクで。
ぼっちの寂しかったオタクライフにさよなら。
— なず@9/11はきらわん (@nazu_shibonen) 2016年9月6日
好きなアノ作品、アノ曲に高まったり
バーカンでまったりするのもOK!
9/11 100人以上が参加予定の #きらわん パーティーで、ワンランク上のオタクライフをはじめませんか?https://t.co/BalqUjGz81
突然なんですけど。ツラーーーーいことがあったんです。今日。
生きてて何が辛いって、身体がもたないとか、やることが沢山で埋もれそうとか、色々ありますが。
言いたいことをガマンする。
って、最も辛いコトのひとつですね。
仕事でね。
頼まれた覚えのないことが、頼まれていたことになってて、紛糾したんです。
僕のせいで1ヶ月仕事が遅れた、ってなことになっちゃって。
でも、絶対頼まれてないんです。
「そんなこと聞いてません!議事録にもそんなこと書いてないじゃないですか!」
って言って、相手をやり込めたって、謝られたって、今さら仕事が進むわけじゃない。
言ってもしょうがない。むなしい。
そう思って、ただ黙っていたんです。波風立てないように。
結果、結果的に誤解は解け、話は先に進んだんですが、とにかくひたすら悔しかった。
意味なんてなかったとしても、言いたいことをガマンするって、やっぱイヤなものです。
だからね……こんな暗い導入でアレなんですけど。
やっぱり、多少嫌われても、ガツガツしてると思われても、言いたいことは言おう、と思って。
ぜひ遊びに来てください。ぜひぜひ。9月11日。
大きなお祭りにしたいです。
気取りはナシです。
僕らにとって、9月11日は「数ある予定のひとつ」ではありません。
大切な予定です。
破天荒な僕らを支持してくれる、本当に多くの仲間がいます。
僕らにとってきらわんは「沢山あるイベントのひとつ」ではありません。
大切なイベントです。
僕らの3年間の活動の中で、節目節目に呼んで頂いています。育てて頂いています。
120人の参加表明のイベントに3回もお声をかけて頂ける。とても嬉しいことです。
今まで2回呼んでもらったから、今年もあるだろう。
今までこんな感じだったから、今年もこんな感じでいこうかな。
そんなこと、微塵も考えていません。
ボクら、ホンマザクやから。メチャクチャ準備してます。試行錯誤しています。
ザクやけど、目指すはバーニィのザクです。
毎回、集大成と思って取り組んでいます。
6月のエーファイルで「やられた!」と唸らされたあず君と、ジャンルレスで久しぶりに共演できることが嬉しい。
あの「投げ込み」にはシビレさせられましたからね。
「山梨の投げ込み王」を自負する僕は、メラメラ燃えてます。真赤に燃えてます。
投げ込みを一新して、通常の3倍用意しました。
アニソンディスコさんの前座を務められることが嬉しい。
アニディスさんを、みなさんが「お見かけする」っていうのはよくあるコトと思うんです。
あのご活躍ぶりですから。
でも、僕らみたいな「まがいもの」が跋扈していた2年前から、去年はついに本人登場。
絶大な支持を得て、今年は5人いらっしゃる。
この「静岡まで届いた」という変遷に、「静岡で見られるアニソンディスコ」に、僕らは、彼らの音楽の力、パフォーマンスの力の凄まじさを感じずにいられない。絶対見てほしい。
だから、9月11日は特別な1日です。
気取りはいらない。全部が露骨、全部が前のめりで、面白いことにチャレンジします。
斜に構えたり、お茶を濁したり、しません。
45分ダダスベりにスベるかもしれませんが、受け身は取りません。
120人の参加表明のイベントに3回もお声をかけて頂けた、というのは、とてもとても嬉しいことであって、今や、その一員…スタッフとして活動出来ている喜び。
それが、僕ら燃焼団のプライドです。
あらためて。
— BAN BAN BAN鮫島ヒロミ (@banbanbansame) 2016年9月7日
昨年きらわん文化祭に出させていただいたときのブログ。私は、とにかくきらわんというものに衝撃をうけたんだ。#きらわん#アニソンディスコhttps://t.co/nQGTk06dGP
他でもない。僕らがきらわんの体現者だ、という思いを胸に。
9月11日は。
全力で、夢中で、一心不乱に、脇目もふらず。
面白い音楽に挑戦しま……
あ、ちょっと待って……。9月11日はジュウオウジャーのアニバーサリー回だから……。
9月11日午前8時以降は。
全力で、夢中で、一心不乱に、脇目もふらず。
脂肪燃焼団、面白いステージにチャレンジします。
ぜひぜひ、一緒に遊びましょう。
第拾弐話 「技術」の価値は
PCDJが覚えなければいけない知識 その1 - ... https://t.co/Nas3h3lN2E
— ですろ (@Desur0) 2016年8月22日
せっかくの機会だったので前に自分の携帯のメモにまとめていたものをブログに書き起こしてみました。いまいちクラブのミキサーとかがわからねーよって方向けです。
初心者に向けられた、大変ためになる記事でした。
ちなみに、ここから先の内容と、上記の記事は一切関係ありません。
僕も、ずっと雇われプレイヤーだったので、ミキサーというものに主体的に取り組んだり、理解したりすることなく、3年くらいヘラヘラとやっていました。
ああ、ここに赤白ケーブルを刺すんですね。そしたらこのスイッチを倒して、このつまみを右にギュッと回してフェーダーをぐぐっと上げていくとカメラが下からグイッとパンしてタイトルロゴがドーン!
なるほどー!分かりましたー!みたいなね。
そんな風に「感覚」としてしか理解してませんでした。
少なくないと思います。そういう無邪気なプレイヤーって。
それをこうして「知識」として言語化して、一覧にしてもらえるのは本当に助かります。
ためになる記事です。
しかし。こういう記事がバズッて自分のとこに巡って来るとき、なんかモヤモヤッとすることがあるんです。
また「知識」かあ、と。
「技術」の話はないもんかな??
そこんとこ、どうなってんだろ??と。
すみません、僕昨日コントローラー買ったばっかで、まあ何とかパソコン回りは繋ぐことができるようになったんですけど、現場ではどうしたら良いんでしょう?
あの、ドラムのドンドンドン!の早さが同じ曲同士、いつ曲変わったか分かんない、あの曲の変え方、あれ、どうすれば出来るんですか?
まだまだ、どっちかと言うとお客さんに近い人材を、ステージに立つまでに、最低限身に付けるべきこと=「知識」の記事は大変ありがたい。
そこから先をフォローアップする記事ってないなあ???
っていつも思うんですよ。
さあ、これから始めるぞ、っていうレベルのDJさんのほとんどが、
経験値はゼロ。
音楽の引き出しが豊富にあるわけでもない。
ずば抜けた才能があるわけでもない。
着眼点はズレていて、発想も貧しい。
独創的なアイデアも、ない。
そんな、凡庸あるいはそれ以下の人材のはずです。
そんなプレイヤーが「あ、彼、良いね」と言われるため「技術」を伝授してくれる記事は、どうして見かけないんだろう??
重ねて言いますが、上記の記事に価値がないとか、書いて下さった方にそこまで求めているというワケじゃないです。
僕がそういうのを端から読みたいと思っているんだけど、ないなあ、って。
DJが人前に立てば、閑古鳥になるか、興奮のるつぼになるか、という結果がついて来る。
これは僕の考えなんですが、DJをやる以上「見過ごされて良いことはない」と思っています。
100人の現場があれば、勇んで100人を取りにいくのが「正解」だと考えてます。
「自分のことを心から理解してくれるたった一人にめぐり合えれば幸せ」?
いやいやいや、自分もオーガナイザーですが、そんなマイペースな人をメンバーに加えるわけにはいきません。
曲に携わってくれたアーティストも、そんなつもりで歌っているとは思えません。
でしょ?
だから、DJが見過ごされず、より多くの人に足を止めてもらう「技術」。
これが絶対に必要だと思うんです。ニーズあると思うんです。
でも、そういう記事はない。
なぜか。
想定される答えに、こういうのがあります。
「足を止めるかどうかは、素材がすべてであって、技術は大きく左右しない」。
要するに、ヒットチャートみたいなセットリストであるかどうかが勝敗を決する、と。
たまにチラッと聞くんですけど、僕はこの考え方、どうしても受け入れがたい。
だって、素材がよい悪いを決めるのなら、フロアはパターン化するはずなんです。
「パッとしない僕が」「異世界で英雄に」の、「なろう」小説と同じになるはずです。
幸いなことに、現状のシーンはそうなっていない。
多様な音楽、多様なイベントが展開されている。
だから「素材がすべて」なんて、ありえない。そう考えてます。
他に想定される答え。
「足を止めるかどうかは、プレイヤーのセンスや持って生まれた才能がすべて」。
それもあまり信じられない。
DJのセンスが全てなら、芸人であるやついいちろうやダイノジが突然音楽フェスに乗り込んでいって天下を取れるワケがないですよね。
たまたま日本有数のDJセンスを持った人間がお笑い芸人にいて、それがひょんな機会に開花した??
そんなこと、ないでしょう。
僕はこう思います。
「お笑い芸人の持っている、何がしかの技術をプレイに応用すると、DJとしても天下が取れる」。
つまり。
知識の量でもなく、ヒットチャートてんこ盛りでもなく、DJセンスでもなく、経験の量でもなく、持って生まれた才能でもなく、ルックスでも、露骨に見える、胸の谷間や、ナマ脚や、生ケツでもない「何か」がある。
その「何か」を身に付けることで、人の足を止めさせることができるんだ、と。
僕は思ってます。んでもって、それを知りたいんです。
この前のオリンピック、陸上男子400mリレーでもあったじゃないですか。バトントスの「技術」。
速く走るための「知識」は全ランナーが持ってます。
速く走るための「才能」は、ジャマイカ・アメリカのランナーが圧倒的でした。
でも、バトンを早く渡す「技術」を持っていた日本が、世界2位と健闘している。
アレですよ。アレ。
あの記事はどこにあんのさ。何で誰も記事にしてくんないのさ。
どっちかって言うと、そっちをわりと読みたいんですけどね。
見かけないのは何ででしょうね。
①そんな技術などはない。知識と素材と才能が全てである。現実は非情である。
②技術はある。しかし言葉に出来るものではない。現実は非情である。
③技術はある。しかし技術を持っている者は黙っている。そんなことを軽々しく人に教えるわけがない。自分の現場が減る。
④技術はある。しかしニーズがない。なぜなら、DJのほとんどが自分のやっているプレイがベストであり、至上最高と信じて疑っていないので、他人のアドバイスを必要としていない。
ま、③か④なんでしょうが。
エーファイルさんVol.10、おつかれさまでした。
土日はイベント三昧でした。
土曜日はエーファイルさんへ。
外は悪天候、会場は満員……の割にとても涼しいな、と思ったら、見えないところにサーキュレーターが。
涼を感じる装飾が施されていたり、相変わらず快適な空間作りに精一杯心を割いている印象です。お初の方もかなりお目にかかりましたが、こうした気配りが人を呼ぶんだなあ、と感心していました。「フロアを冷やしてお待ちしています」の看板に偽りなし。レギュラーの皆様の音楽も相まって、期待以上に快適に過ごせました。
エーファイルお疲れ様です!A-HOL!CのDJ KIN-CHANです!!山梨の人たちは優しくて凄い楽しかったです!!また機会があれば山梨で会いましょう✋ありがとうございました🙏🙏🙏 #エーファイル
— きんちゃん 10/1 肉-HOL!C (@DJ_KIN_CHAN) 2016年8月20日
さて今回、出色だったのはKIN-CHANさん。
スゴイ方をお招きされたなと思います。
どっぷり浸らされました。何もかもすべて異次元。
とくにMIXのアイデアが最高オブ最高でした。
「しっくり来る」んですよ。すごく。
KIN-CHANさんの「しっくり来させ方」に、ヒザを、打つ!打つ!
下地になっている音楽の知識、作品についての知識、そして、それらに対する愛情、全部が「にじみ出ている」。
まさに「にじみ出ている」という感想です。
情報が多くもなく少なくもなく、押し付けがましくない。絶妙。
ともすれば愛情表現が前のめりになりがち、陳腐になりがちなアニソンDJですが「言葉を尽くさず」表現するのが真髄だと考えていますし、そういう意味で、僕にとっての理想の40分でした。
トラックメイキングもしない、繋ぐばかりのDJをやってると、たまーに、どんよりとした気持ちになる時があります。
「色々手を凝らさなくても、あの作品とあのアーティストと、あと適当にアイドルアニメを散りばめてれば、それが一番盛り上がるんじゃないかな?」
「誰がやっても、大体同じになるんじゃないかな?」
って。
でも、KIN-CHANさんのフロアで、それほどド真ん中と言えないような曲でも、後ろの方までハンズアップが起こったり、手拍子が鳴り響く光景を目の当たりにさせて頂いて……やっぱりDJの力ってゼロじゃないんだ、自分たちも精進しよう、って気持ちになれました。すごく嬉しいです。
その熱気のなか、釘付けになっている某クルーの姿も見ることができました。
あのキラキラした目は、間違いなくKIN-CHANさんの「第一級のアニソンエッセンス」をたっぷり吸収したようですね。
これで、また化けてくれることでしょう。今後の活躍が楽しみです。
もちろん、現役プレイヤーに限らず、あの日あの場で「エッセンス」をたっぷり吸いこんだお客さんが沢山いらっしゃいます。
自分もあんな風に、DJやってみたい!ステージの真ん中で踊ってみたい!
そんな風に思った方に、次々活躍してほしいな、と思っています。
そうすればきっと山梨のシーンがどんどん楽しくなるハズ。
エーファイルさんは次回10月22日だそうで。
スーパールーキーからスーパースターまで。次はどんなステキな才能に出会えるのか、また楽しみに待っております。
日曜はアニソンディスコをustreamで拝見しながら9月11日の準備。
これは行きたかったなあーーーーー。
SPLASH FREE×HOT LIMITとかいう、アニソンディスコ以外で出会えば月並みのナンバーが、極上のおもしろブリッジに化けるのはさすがですねえーーー。
今までの積み重ねの掛け合わせで攻撃力が増す、っていうのは、ホントに素晴らしい。
まさにアニバーサリーに相応しいMIX。優勝。優勝に次ぐ優勝。
久々の愛愛愛に撃たれてバイバイバイもあり……踊りたかったなあ…!!
涙を呑んできらわんパーティの準備。
燃焼団、お盆休み返上で9月11日に備えています。
暗殺教室、今さら読んだんで感想!
「殺す」という大変物騒で、非日常的で、口に出すのもためらわれる、破壊力を持った言葉。それをあえて物語の中心に据えるという、危険な魅力にチャレンジした快作「暗殺教室」。
なずさんに読め読め言われて、まとめ読み派の自分としては、ずーっと佳境だったこの作品、いつ手をつけて良いものか二の足を踏んでおりましたが、完結したということで満を持して挑戦。
第一印象は「何このマンガ、炎上狙いかな?」とも思いましたが、読了してみれば本当に素晴らしい、こみ上げてくるものがある作品でした。
特異なマンガだなと思うのは、物語「そのもの」にまったく不安が訪れないこと。
週刊連載だと、なんかダレちゃったな、最近イマイチだよ、とか、このあと(悪い意味で)どうなるんだろう、谷場が生まれてしまうものですが、そういうのは全くなし。
むしろ、そろそろあのキャラのアレ、片付いてほしいな……あのキャラのあの感情、そろそろ爆発するんじゃないの……→ああやっぱり、みたいな、狙いすましたようないい展開。最初から最後まで、抜け目ないお話運びで没頭させられました。
さすが、色々言われるものの、日本一の少年誌です。傑作を出してきます。
それから特長的だったのが「埋没するキャラクターが誰もいない」。
クラスメイト全員に出番があり、役割があり、使命がある。
主役脇役問わず、互いにリスペクトがある。
タイトルからしてこれは「教室」の話ですからね。一部のキャラクターが話をけん引するならそれは「教室」じゃない。そういう意図があったのでしょうか。
とにかく個々のキャラクターの粒揃いの魅力がたまりませんでした。
さらに魅力は面白さだけじゃなく、そのテーマにあります。
読み進めていくと、いちいちエキセントリックな題材、味付けの濃いギャグ、強烈な時事ネタに紛れた、この物語の奥底のテーマが見えてきます。
「殺す」ということ。
「殺す」=命を奪い取る、という行為は、すべての読者に経験のないこと(そう願います)。
だから当然「暗殺」という題材が、1000万部を越えるこの作品のファンを生み出しているわけではありません。
描いているのは「命の奪い合い」じゃないんですよね。
それよりもずっと濃く深く描かれている、キャラクターが「殺し続けている」行為。
それは、命を絶つ「殺す」ではなく。
「勢いを止める」「さまたげる」「封じる」=「押し『殺す』」の方。
これが、僕らの共感を呼びます。
これこそ、おそらくこの物語の真のテーマであり、人生にとって普遍のテーマです。
親に、境遇に、肩書きに、過去に、環境に「殺され」続けるキャラクターたちの、悩み苦しみ。
「殺し合い」の真っ只中にいる、少年青年、あるいは「殺し合い」を経て、生き残って大人になったすべての読者に、これが突き刺さらないわけがない。
過激な展開、強烈なギャグに巧みにカモフラージュされながら、着実にまっすぐ育っていく生徒たち。
エキセントリックな外皮に、ヒューマニスティックな中身。
その構造はまさに「殺せんせー」のキャラクターメイキング、そのもの。
作品のテーマは、あらゆる部分において徹底的に描き尽くされていました。
「『殺されても』生きよう」。
20巻のせんせーからのメッセージが、大好きです。
ありきたりな学園ドラマなら鼻で笑って読み飛ばすところでしょうが、実際に命のやり取りを経験した相手から「そう」言われれば、そりゃ、響くよ。
そこに至るまでに描かれてきた生徒たちの「生還」をあたたかく祝福する、せんせーの言葉に、涙が止まりません。
あまりにも突飛でひねくれたストーリーから、あまりにも純粋まっすぐな着地。
気色悪い作品でしたが、でもまあ、きっとそう終わるだろうね、と思わせてしまうのは、作者のバツグンの構成力、筆力のタマモノと言えるでしょう。
本当に最初から最後まで面白く読めました。
自信を持って人にお勧めできる一作です。
まあ、僕がなずさんに勧めてもらったんだけどね。
シン・ゴジラ感想【本筋のネタバレ無し】
トピック「シン・ゴジラ」について
これです。これ。
コレがゴジラ映画です。いや、コレが「映画」です。
久しぶりに骨太の邦画を観ました。
「大人の映画」を観たという印象です。
いちいち主人公が口頭で心境を説明しない。叫ばない、泣かない。
ハリウッドではありえない、邦画もとうに忘れてしまった作劇がここにありました。
腰の据わらない政治家、笑うしかないくらいクソ長いテロップ、国会周辺のアレ、コピー機につぐコピー機、等々、マンガチックに赤裸々に描かれる「日本」。
各キャラクターが使用している、各省庁からのリースのパソコンが富士通だったりパナソニックだったりするのが細やかに「縦割り」感を演出しており、個人的にグッと来ました。
こうしたアイロニーすべてがツッコミナシの「ボケっ放し」。
コレに加えて、あまりに精緻に描かれる「大ウソ」ゴジラというファンタジーが、また目まぐるしく描かれる。
膨大に繰り出されるこれら情報の奔流を、ネットを排した映画館という非日常空間でひとつひとつ、頭の中で咀嚼しかなければならない。実に映画らしい映画であり、ましてやタクトを振るうのは、このジャンルで言えば唯一無二の庵野秀明。上映中は、とにかく疲弊させられます。しかし「いいぞ、どんどん来い!!」と、ときめきます。製作者から、大人の視聴者として、自分のリテラシーを信じられている。説明過多の映画に慣れきって、久しくなかった感覚です。心地よい疲労です。脳内物質が湧き出るのを感じます。
冒頭15分から全く歩み寄らず、早々に説明を投げちゃってるのが潔い。
一緒に見に行ったなずさんはやっぱり置き去り感を抱いたそうですが、ただアレだよ。「室井さァん!どうして人口密集地域でミサイルの許可が降りないんですかァ!!国の存亡がかかってるんですよォ、日本に生まれて来るんじゃなかったなァ!!」
いちいちそういう脂っこいシーンが挟まれない、というのは、やはり今回のテーマ「ニッポン対ゴジラ」を地で行くものでありました。思い切った映画作りに感謝です。
ゴジラの描写に文句は何一つありません。
今作のゴジラは僕の望んだゴジラそのものです。
僕にとって、ゴジラ映画のゴジラは
「こりゃ、手に負えなさそうだ」
と、思わせてくれるかどうかが大事です。
残念ながら、2014ゴジラは端々に、
「……手に負えそうじゃん」
と、思わされました。というか、完全に、思わせてました。イケメンでした。メッチャ粗暴に見えて、メッチャ人類寄りの行動してました。踏み潰す以外で人殺さないし。最終的に「怪獣王は救世主か?!」言ってましたもんね。ハリウッド版ゴジラ。
アレは完全に、少女マンガのノリです。「アンタ……ゴジラ、だっけ?見なおしたよ、結構…優しいとこあんじゃん」みたいな。
今作のゴジラは、観れば分かります。絶対に分かり合えない。
従来ゴジラの生態に「とある設定」が加えられていたおかげで、一層「話の通じなさ」が増しました。素晴らしい改良だったと思います。
都市破壊も、完璧でしたね。
最高のミニチュア破壊+庵野ビーム。失禁モノです。最高のごちそうです。本当に美しいビル破壊でした。分かっていらっしゃる。やはりゴジラ映画といえば、主演:ゴジラ、助演:高層ビル、友情出演:一瞬映り込む架空の企業の看板です。
今回は郊外→都心の描かれ方がスゴく良かったなあ。
昭和の名残のある、平屋建てや2階建て日本家屋の街・蒲田や鎌倉から、徐々に無機質な高層ビル群に突入してくるところとか。多摩川を境にした日本の描かれ方が非常に「分かりる」。まさに電車から見る東京都市圏のイメージにドンピシャ。
ぜひぜひ、海外にも売り込んでほしいなと思います。日本の風景、風俗、日本人の特性がつぶさに描かれた秀作という意味でも。
まったく、抜かりのない映画でした。
僕は文句なしの100点です。
ところで、某山梨県の某所での初日・ラス2の回。
僕となずさんの隣で見ていて、帰り際にぼそっと、
「何これ、結局エヴァじゃん」
と呟いたお兄さん方2名。
あなた方に言いたい。
僕はあなた方を責めない。無知は罪じゃない。
トップをねらえ!っていう、面白いアニメがあるから、それ観て出直して来なさい。
オタクション・レジェンドでした!!
というわけで、レジェンドでした。
今回はトリなんで、ドカンドカン大砲級のヤツを打ち込もうかと思ってたんですが、クルーのみんなが良い感じに攻めて下さったので、来てくれた人を見つつ、リクエストに答えつつ、自分らの歴史も混ぜつつ。90年代を代表するビーイング・キングレコードに始まり、小室サウンドを経由しつつ、エイベックスになだれていく、といった、90年後半~00年代前半をパッケージでまとめてみました。
今回は50分預かりましたが、50分あると、やはり10年分の音楽を駆け抜けられますね。燃焼団は5歳違いのコンビなのですが、お互いの「青春」をうまいこと閉じ込められた気がします。
また、「LOVE TOGETHER」をはじめ、いくつかリクエスト頂いていた曲も華を添えてくれました。この場を借りまして、ありがとうございました。
途中「RAVE→フェアリーテイル」という、あまりニーズのなさそうな、でも僕にとってはちょっとこだわりがある1曲をやらせて頂きました。
これ、東京の人が聞くのと、山梨の人が聞くのでは、大きく印象が違う1曲です。
というのも。
今はそんな悩み皆無でしょうが、はるか昔はね、山梨だけ見られない番組ってのがあったんですよ。
原因はTBS系列の、テレビ山梨。
テレビ山梨って、TBSの夕方アニメ、全スルーだったんです。
ネットしなかったんですよ。静岡でもネットされてるんですよ。「あの」静岡でも。
アキハバラ電脳組、魔術師オーフェン、サクラ大戦、逮捕しちゃうぞ……
これら、90年代を彩る代表作、全部見られなかったんですよ!
「逮捕しちゃうぞ」なんか、静岡・長野はネットしてるのに、テレビ山梨だけがスルー!すっぽり見られなかったんですよ!
「サクラ大戦」に至っては、台湾もネットされていたのに、山梨は、ナシ!
どう思います??御伽ねこむさん!!
そんなUTYが「そろそろネットした方がイイんじゃないか」と方針転換したのが「RAVE」。
これをテレビ山梨は、どういうわけか本放送から10日遅れの火曜深夜1時半から放送するようになりました。
たった100キロしか違わないのに10日遅れ!
ああ田舎住まいはイヤだ!大都市に住みたい!大都市に就職したい!そう願ったものです(長男のため、叶わず。)
ちなみにその後もUTYは「マクロスF」を30週遅れで放送するという相変わらずの大チョンボを犯したりしてます。テレビで見るより、JOYSOUNDの映像で見る方が先。ダメだ田舎やっぱり、田舎ダメだ……!
そんなビターな思い出とともに、送らせていただきました。
米倉千尋「Butterfly kiss」。名曲中の名曲です。
歌うは「嵐の中で輝いて」米倉千尋さん。作曲は鵜島仁文さん。Gガンダムの主題歌「FLYING IN THE SKY」はもとより、近年ではAKB48にも楽曲提供している、名シンガーソングライターです。
このふたり、名コンビなんです。一番有名なのは封神演義「WILL」ですが、これもまったく引けを取らない、素晴らしい1曲。
「YOU&I」と「悠遠の愛」の韻を踏むエモい歌詞も、大人っぽくて大好きな曲でした。
「WILL」でも良かったんですが、今回はゆゆさんが「ジャンプ」をしっかりまとめてくれたので「マガジン」もイイだろうということで。
1つ前のDIVER#2100から金田一、という、なかなか洒落たアイデアをなずさんがくれたというのもあって、じゃあ、ってな感じで思い出したんです。そう言えば真島ヒロ、山梨ではまともにネットされなかったよなあ…イイ曲、イイ作品だったのになあ…って。
それから、今回どうしてもやりたかったのが「ボンバーマン」。
僕もなずもゲーマーではないのですが、共通してやりこんだ思い出のタイトルがボンバーマンなんですよね。
だから、ボーボボからのボンバーヘッドメドレーをやろうってずっと決めてて、さあ、肝心のボンバーマンから1曲!って言ったときに
「ジェッターズ」
「爆外伝」
と、割れたのが印象深かったですね。
しかも、最終的にどちらも譲らず、2曲とも採用。ワガママなセットリストになりました。
残念ながらハドソンはもうこの世にはなく、すっかり尻すぼみになってしまったボンバーマンですが、イントロの「ちゅどーん!」を聴くだけでいつでも「あの頃」になれる。
やっぱ、音楽っていいっすね。
オタクション・レジェンド、また企画したいです。
オタクションVol.02はオタクション・レジェンド!
オタクションVol.02「オタクション・レジェンド」の発表をさせていただきました。
Vol.01は来場者100人越え。
当然一生懸命取り組みましたけど、やっぱりイベントって生き物みたいなモンですよね。
自分たちの描いてた形と、いくつか違ってしまいました。
まずは「思ったより大きくなったなー」って所です。
みなさまのご厚意、応援がありまして、1回目ながら、あのように盛大に行うことが出来ました。
冗談抜きで、僕の人生におけるちょっとした事件です。
僕の結婚披露宴の「新郎の半生を紹介するコーナー」で確実に使わせていただきます。
披露宴の予定はありませんが。
ただ、主催者の自分たちに力がなかったせいで、オープン・クローズ時に沢山の迷惑をかけてしまったことは、今でも悔やんでおります。
あと、異常に暗いフロアね!ライブハウスってこんなに暗いのか!よそさまのイベントって、見えないトコですっごい配慮してんだなあ!と、主催してみて始めて分かりました。
その他、多々、お見苦しいところありました。そのへんは大体、主催のせいです。
力不足を痛感いたしました。
ホントはもっともっと、余裕を持って、足を運んでくれたみなさんを受け止めたい。
おひとりおひとりに感謝を伝えたい、と思っていました。
で、あともうひとつ大きく予想と違っていたのが。
自分の集めたクルーに、あの会場を受け止める力があった、ということ。
ごめんなさい、かなり侮ってました。
あれだけのフロアを引き受けたことは……僕だって2回しかありませんから、ほとんどのクルーが初めてでしょう。
初舞台があのフロアだったクルーも2人います。
それでもみんな、素晴らしい音楽を繰り広げてくれました。
ホントすごい。すごいよ。
彼らのことを、もっと広く、深く、多くの人に知ってもらいたい。
おひとりおひとりに感謝を伝えたい。
クルーのかっこよさを知ってもらいたい。
そんな気持ちから、Vol.02を企画させていただきました。
オタクション・レジェンドは、過去の名曲特集でもあるし、クルーの音楽の「キモ」に迫る回でもあります。
クルーはどんな作品に出会って、どんな音楽を好きになってきたのか?
そんなコトが分かると、これからまた一層、彼らが身近な存在になるだろう、彼らの音楽が楽しくなるだろう、という趣旨の企画です。
オタクションは1回目から、わーっと大きなお祭りになりました。
終わったあと、写真を見ました。実に皆さん、楽しそうな笑顔でした。
あの日がステキな一日になったのなら、本当に幸せです。
でも、僕の実感からするとまだまだこれからなんです。
オタクションクルーは、もっと成長する。もっと良くなる。
もっと、みなさんとクルーの距離を近くできる。
だから、これからもっともっと楽しくなるはず。
あと、環境ももっと明るくしたり見やすくしたり…快適にします。
それらを経て、オタクションをもっと身近で面白い場所にして、お楽しみ頂きたいと思います。
まずは第2回をお楽しみください。
クルーのレジェンド=思い出は、きっとみなさんの心を揺さぶるはずです。