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【感想】映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生がとんでもないBLアニメだった

 やあ。BLが大好きな腐女子のみなさん。
この冬最高のBLアニメはなんだったか、言えるかな。


日本人なら誰でも知っている、あの名作を新たな解釈でリブート。


もとが子供向けギャグマンガだったとはとても思えない、過激で大胆な描写で話題殺到。


ここまで言えば、誰でも分かるよね。


そう。


映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生だね。


(※このブログは旧作を見ていれば分かるくらいのネタバレを含みます)


■ 冒頭5分で観客の心をわしづかみにする、メインヒロイン・ククル。

冒頭。
無邪気に川で鮭を獲っている、旧作でもおなじみのククルのシーン。
やがて彼は目の前に広がる黒煙を目の当たりにし、全てを察します。
無残にもクラヤミ族に襲撃され、誰一人残らない村。
仲間のために漁に出たのに、その獲物を喜ぶ人間は誰も残っていない。
自分だけが、むざむざと助かってしまった。
父と母を呼ぶ声が虚しく響き渡る。
絶望と孤独が襲いかかり、滂沱し、その場にくずおれるククル。

ここまでのくだり、完全に、リョナ描写です!!
リョナ描写!!
ウソじゃないよ!
みんなぁ!ぼく、ホントに見たんだったらあ!!!!

(↑海底鬼岩城ののび太ばりに)


僕に言わせればこの一連のシーンを担当したアニメーターは、狂ってる!!
ものすごい濃縮された時間の中で喜・怒・哀・楽を演じさせ、余すところなくククルの、原始人ならではのイノセントさをスクリーンに映し出している。

僕はもう、ここまでのシーンで、確信しました。

今回はゲストキャラ……、いや、ゲスト「ヒロイン」ククルを愛でる映画なんだ、と。

僕と同様、ここまでのククルの愛おしい表情、そして、さっきからチラチラとスクリーンに映し出される彼の鎖骨と肩甲骨に「これはもしや……」と、何かを感じた腐女子のみなさんの期待を、この映画は最期まで完全に裏切りません

そうです。
映画版ステータスののび太との、ロマンスにあふれる展開が、全編を通じて広く、深く、描かれてゆきます


「いや、わたし旧作見たけどそんなシーン、なかったよ」

もちろん、そう思うでしょう。

安心してください。
旧作を見た人なら分かるでしょうが、本作は旧作に比べ、序盤、結構飛ばし気味にストーリーが進んでいきます。
一体何のためにこんな駆け足になったのか?
それは、ククルのリョナ描写と、のび太とククルの絡みの時間の増強にあてられるためです

いや、マジだから。

そして、前作を観ている人間ならば、この段階ですでに、中盤からの展開を思い出してジットリきていることでしょう。


そう!!


ふたりの関係はリバーシブルです!!
リバーシブルなんですよ!!ええ、おい!!


■ 展開が完全にラブロマンス。

 当然、ストーリーの大筋は前作通りですから、前作を観ている人間なら当然分かると思うんですが、ククルの閉ざされた心を開くのは、しずかちゃんなんです。
誰の目にも、ククルとしずかちゃんのカラミが印象に残ります。
しかし、今作は前作になかった「のび太とククルのあるシーン」が追加されており、そのシーンの濃厚さたるや。ええ。もう。前作のキーパーソン・しずかちゃんの存在感をただの配膳係にまで押し下げています。

 ククルに関する食事のシーンといえば、移動中のハンバーガーのシーンが前作通りありますが「あるシーン」を経てのハンバーガーはあまりにもなんというか、意味深に映ります
しずかちゃんの温かいスープは「回復するための道具」ハンバーガーは「のび太とククルの和解の印」と言わんばかりの(いや、前回だって同じ意味合いのシーンなんですよ、ここは。でも、観て!ホントに観て!!)。

 中盤。
とある理由で(前作と同じですが、ストーリーの核心なので伏せます)憔悴するのび太
そこに現れるククル。
その凛とした姿。
家族を取り戻し、故郷を再興するさなかである彼の横顔は、冒頭と違い、すっかり男前です。
もちろん、このシーンのアニメーターも相当MADがMAXです
勇気づけられるのび太
前作でも語られる場面ですが、ここのくだり、大分長いです。
長いですが、カット数も大幅増強。前作でもグッと来る場面ですが、ここに注力してくるか!と、感動しました(イカン、ネタレビューを書くつもりが、マジになってしまっているぞ!!)。

ここがねえ、歴代ドラ映画の中でも屈指の名シーンになっていますし、それでいて、とてつもなく、お耽美です。なぜなら……このシーンで、前作にない、あの……ああ、言いてえ。言いてえなあ。


■ どうしても言いたいのび太とククルの今作にしかない濃厚接触。

 ここから先はもう書けません。
でも、腐女子のみなさん。マジです。大マジ。
今回のドラえもんは、とにかくすっごいことになってます。
だって男同士でアレしますよ。4文字のやつ。

「どうせウソばっかりついてるヘロウさんのことだから、男同士でするするって言ったって、せいぜい『乳首相撲』くらいでしょ??」

あー、違う!それはしなかった!!
けどスキンシップはする!!期待していい!!
というか、ほんとに俺に騙されたと思って行ったほうがいい!!
特に美少年が陵辱されるのが好きの方!!
冒頭の3分で入場料1,800円とシャカシャカポップコーンの分は軽く元が取れます!!
シャカシャカポップコーンは上映中にシャカシャカしたらダメだけど!!
紙兎ロペの時間にシャカシャカしないとダメだけど!!!
あのCMいつ観てもウッッッッッッッザイけど!!!元は取れるから!!
行こう!!明日行こう!僕と一緒にホモホモしよう!!
お前また行くのかよ!!