でぃじぇ活を脂肪燃焼団はどう戦ったか!?
改めて、この通り丁寧な講評をいただき、誠にありがとうございました。
はばかりながら、1位通過との結果でございます。
さて。名だたるビッグネームを差し置いて、地方出身で、知名度も実力も劣る僕らが、なぜ1位で採用されたのか。
それはおそらく、アニソンディスコを、この「でぃじぇ活」という企画を「どれだけ信じたか」その差だったと思っています。
アニソンディスコ DJ公募は「面接」で決めさせていただきます!!!!DJの腕、知名度もそうなんですが我々の見たいのは「人」人なんです!あなたという人をどうぞ僕らのイベントにぶつけてください。mix?いい!いらない!私も別にうまくないし!!!経験不問!!!実績不問!!!
少なくない方はこう思ったのではないでしょうか。
「なるほど、要するに『ネタ企画』か」と。
「『おもしろ枠』みたいなことか」と。
だって、前代未聞ですからね。
「履歴書郵送の上での面接」ですもんね。
おおよそ、DJのセレクションとはマッチしません。
しかし。
しかし僕らは、おそらく、全応募者の中でいちばん強く信じました。
「これは絶対にネタ企画じゃない。
グッドプレイヤーを選ぶためにアニディスクルーが一生懸命考え出した、正当な選抜方法に違いない」
と。
「これはきっと『ベスト・キッド』だ」
と。
ベスト・キッド。
2010年にリメイク版が日本でも大ヒットしました。知っている方も多いでしょう。
母の転勤でデトロイトから北京へと移り住んだジャイデン・スミス。
地元の少年に目をつけられ、イジメを受けます。
いじめっこたちに激しく殴られた際、謎多きカンフーマスター、ジャッキー・チェンがカンフーで少年たちを追い払います。
ジャイデンはジャッキーにカンフーの教えを乞います。紆余曲折の末、ジャイデンはカンフー指南を受けることになるのですが、ジャッキーが命じるのは、上着をハンガーに掛け・取り・着て・脱ぎ・落とし・拾い・また掛ける、という、カンフー修行とはまったく関係なさそうな動作を繰り返させられることばかり。
うんざりするジャイデン。
しかしその後、実戦に臨んださい、ジャケットの着脱の動きが敵の攻撃を避け、すぐさま反撃につながるカンフーの動きに直結していたことに気付かされるのです……。
グッドプレイヤーを選ぶために、一見まったく関係のなさそうな「面接」。
これはきっとあの名場面。
ジャッキーの「ジャケットを着ろ」だ。
僕らはそう信じました。
カンフーマスターの真意が、未熟な少年に理解できないのと同じ。
アニソンDJマスターの真意も、未熟な僕らには理解できないのだ。
ただ、ひたむきに取り組めばいいんだ。
履歴書・郵送・対面でのあいさつ・面接。
その中で「DJの真髄」が出せるはずだ。
出すんだ。
僕らはそんな確信のもと、この「4つの山場」に、ひとつひとつDJとしての仕掛けを落とし込むことにしました。
たとえば、郵送のさいの封筒。
記事内の写真。ひとつだけ異様に自己主張の強い封筒がありますよね。
これ、要するにDJ KAORIさんのノリです。
「ディディディディディディージェーーーキャーーオリーーーーパパパパパパーパーーーオーーー!!!」って言うサウンドシールを封筒で再現してみました。
もちろん、中にも普通とちょっと違う履歴書が入っています。
そして、肝心の面接。
女性のほう「なずさん」がパッツパツの黒スーツ赤ネクタイ赤スニーカーで私鮫島のコスプレから入ってきて。私膝から崩れ落ちてしまいました(笑)。そこから面談内容の受け答え。オチには面接には参加できなかった相方「へロウさん」のお手紙という締め括り。
前出の記事の通りです。
「なずさん」のアイデアで行われた、アニクラ公募面接史上最大の勝負所。
「コント・鮫島さんの格好をして面接を受け『チケットさめしま』のパロディをやって帰る」です。
このような茶番を美談として語ってくれるのはアニソンディスコと「花の慶次」くらいと信じての大ギャンブルでした。
そして、待ちに待った合格通知。
そこに書かれていた温かいお言葉。
今回を振り返っての公式ブログ。
やっぱり「ベスト・キッド」だったか。
と言うのが、僕ら二人の戦いを終えての所感です。
今回のこの面接という方式での選考について。
「面接なんかで正しく選べるのか?」
「たんなる『日頃のご愛顧に感謝』枠なんじゃないの?」
「脂肪燃焼団って奴らは、長年の常連らしいじゃないか」
そんな意見をネットで目にしたり、なずさんが実際に浴びせられたりしています。
これは、何ですかね。いわゆるアレですか。
「でぃじぇ活はアニソンディスコのお友達を出すために仕組まれたダミー企画だったんじゃないか」っていう。
僕ら脂肪燃焼団に「忖度」があったんじゃないかという。
事実なら大問題ですよ。
まさに略して「アニ友問題」。
しかしいやいや、勘弁して下さい。忖度なんかありません。
というかアニソンディスコ忖度課の忖度担当者様。もし忖度があったならド平日に渋谷まで呼ばないでください。高速料金の割引もきかないし、23区の駐車場は高いんだからマジで。
面接に1回参加するだけの料金で、山梨なら次のオリンピックまで月極駐車場借りられますよ。
第一、忖度してもらって、アニソンが再生できますか、って話です。
まがりなりにもアニソンDJとして。
アニソンディスコの象徴「ドラゴンボール」の孫悟空。
何で強いか分かりますか。
亀仙人「様」、界王「様」、ビルス「様」。
どれだけ強くなっても、決して自分の師匠へのリスペクトを欠かさず、素直に学び、修行に励むからです。
ルフィもそうです。ナルトもそうです。
それがアニメの主人公です。
悟空が師匠に異を唱えますか。利益誘導しますか。
「界王様ァ、オラ、猿なんか追っかけててもきっと強くなんねえ!明日っからゴールドジムでトレーナー付けて修行すっぞ!」
そんなシーンないでしょ。
そんなの悟空じゃないです。アイデンティティです。
だから、僕らもそうしただけです。
「一度お仕事依頼したじゃないですか~」
「静岡の方にも顔が利くんですよ~」
言いっこない言いっこない。
アニソンDJですから、アニメの主人公のように振る舞いました。
リスペクトするイベントの企画を「ひたすら信じ」。
その思いの強さで選んで頂けた。
そういう風に、シンプルに受け止めております。
と、そんなわけで「でぃじぇ活」。
僕らにとって、とても努力しがいのあるチャレンジでした。
しかし、あれですよね。「ベスト・キッド」。
洋画に背中を押されたわけなんですけど。
DJは繋ぎの力もそうですが
私は構成力てのも一つの要素であると思っております。
いろんなライブ見て、
いろんな映画見て、
いろんな本読んで、
恋愛して、
いいご飯食べて、
いいデートをしてるかどうかもきっと出てきます。
blogs.yahoo.co.jp
やっぱりリスペクトしてる人の言葉って、役に立つもんですなあ。