脂肪燃焼団のおふとりさまですが相席よろしいですか?

脂肪燃焼団のメンバーが日々思ったこと、食べたものなど。

アニソンディスコ対きらわん、最高に楽しかった!最高に報われた!




来週の「ナカイの窓」がDJ特集のようですね。
ホント、今脚光浴びてますよねDJ。
まあ僕がやってるアニソンDJなんていうのもね、今流行りですから何百人といますよ。何百人がブロガーさんの鶴の一声で、PioneerのDDJ-SR、もしくはDDJ-SB買って、日々練習を積み重ねております。CDやレコードを使う人は月給以上の高い機材を揃えてます。レアな音源買ってます。途方もない時間、費やしてます。それもこれも、ひとりでも多くの人の前で自分のプレイを披露したい、必殺のルーティンを身に着けて、あれはどうやるんだ!?って、日本中の人にインスパイアされたい。オマージュされたい。褒めそやされたい!!そんな思いを胸に取り組んでいるわけです。
「いや!別に僕はそういうんじゃないから!顔なじみの仲間とささやかに楽しめればそれで良いと思ってるから!メジャーになることがすべてじゃないから!」ウソ言っちゃいけません。だったらホームパーティーでいいでしょう。ライブハウスを借りて公衆の面前でプレイを晒しておいてそんなおためごかしは通用しません。DJはみんな自己顕示欲の塊ですよ。しかし、そんな自己顕示欲の塊であるDJの中でも、実際に見ず知らずの他人に認知されるというのはほんの1握り。そして、認知されたからと言って売れるわけではありません。売れることが出来るのはやはり日本のカルチャーの中心、東京23区!中野!新宿!新大久保!渋谷!六本木!お台場!都心で活躍しているほんの1握り!
そして、このほんの一握りのプレイヤーに認知を頂くのもほんの1握り!!

その一握りこと脂肪燃焼団のヘロウです!!!!!
晩秋の候ますますご発展のこととお慶び申しあげます!!


 さてさて。そうなんです。
先日のアニソンディスコ対きらわん、お越しになりましたみなさま、大変お世話になりました。
脂肪燃焼団といたしましても、最高に思い出深い回になりました。


 アニソンディスコさんとの、2ヶ月の間に2回目の共演です。
8月には、アニソンディスコさんのWOMB公演がありまして、ラウンジを担当させて頂いていました。



 まあこんな事もしました。そん時はね。
もちろん、事前に、ありがたいことに「ラウンジとか意識せず、遠慮なくブッ飛ばしていい」とは言われていました。ただね、やはりお祭りの本分として、やはりメインフロアの熱気を、空間を、小雨さんを楽しんで頂きたい。そういう気持ちは強くて。ラウンジらしい、こういうパフォーマンスを取り入れましたよ。まあ、天才かと言われれば、やっぱり天才的なアイデアということになるのかなあ。

 でもまあ、僕も限りなく凡人ですので、やっぱり心の中は穏やかではなく「いやいやいやいやいやそうは言ってもみんな分かってるでしょ?!ギャグに決まってんだろうホントに上に行かないでくれよぉおお」と思ってました。それもまた本心です。当然ね。
 実際ありがたいことに、そこそこお客さんは逃さず、自分たちの時間を終えることができました。
が、僕らの後のc.c.さんが圧巻のパフォーマンス。
「俺らが良かったというより、c.c.さん待ちのお客さんが『またぎ』で集まってくれただけか…」「結構ネタを満載にしてみたけど、やっぱり東京で揉まれてる人とは差がついちゃうのか…」と、そんな何とも口惜しい気持ちと激しい倦怠感に包まれながら、僕らの渋谷は終了しました。


 そして10月。
コントローラーに向かおうと思っても、渋谷の不完全燃焼を思い出し、なかなか冴えたアイデアが出ません。僕もバーンアウト。なずもバーンアウトバーンアウトシンドロームズです。MIX作ったり動画作ったりしなきゃなんねんだけど、何だかちっとも身が入らねえなあ、目の覚めるようなアイデアは無いかなあ、あぁ~、ヒカリアレなんつってね。

 それでも、1年ぶりに静岡に来るアニソンディスコに「どうしてもこの曲を届けたい!」と、なずが坂本真綾の「おかえりなさい」を探してきて。
よし、これで始めよう、と思ったのを皮切りにエンジンがかかり始め、結果的には楽しく45分を作りあげることができました。
 出番待ちでソデにいらっしゃいました鮫島さんにも、あえて活字にはしませんがジャパリパーク」のフンボルトペンギンのような感想を頂きました。嬉しい限りでした。


 ただその後、改めてアニソンディスコの時間が始まり、フロアの熱が急速に高まりだすと、反面、僕の心が猛烈に冷え込んできました。


フロア中がメチャメチャ盛り上がってるわけですよ。興奮のるつぼ。
いちおう前座を引き受けたわけですけども、こんなん共演者とか関係ないじゃん!俺らの渾身の45分でなく般若心経を45分かけっ放した直後にアニソンディスコでも同じくらい盛り上がったわ!絶対!


なんて思いながら悲しくなっちゃって、ステージを直視できなくなって、ケータイいじり始めたんですよ。




そしたら、ふくゐちゃんがこんなツイートしていて。
最初は空調かな…??って。
大丈夫ですか?今回からきらわんのフロア内に設置された座り込みOKゾーン(通称 いたわりゾーン)使いますか?と思ったんですけど、どうも僕らの持ち時間くらいで「そう」なったらしい、ということに気づき。おそるおそるタイムラインを遡らせてもらったら、冒頭のツイートですよ。


いやー、やっと本題きたね!!!!だいぶ話が右往左往したけどね!!!!恥ずかしかったからさ!!!!カモフラージュのためにどうでもいい文章書きまくりましたよね!!!!





これが、メチャメチャ嬉しくて。


好きなんですよ。もともと。
だって、凄いDJさんじゃないですか。豊富なアイデア、思わずクスッとさせられるウィット、それらを再現できる技術、さらに現場に臨まれる前の試行錯誤。そしてなにより強心臓。
僕らもありがたいことに、お褒め頂くことはありますが、それは「このなかの何か1個」の「瞬間最大風速」が好評なだけであって、持ち時間の全部が輝いているふくゐちゃんとはワケが違います。
そんな人の目に留まったのは、そりゃ嬉しいですよ。


また、別の側面として「自分らが面白いと思ったことを貫いてよかったな」という気持ちもありました。
アニソンDJは当たり前ですが「手数」を求められます。なるべく、1曲でも多く詰め込んで欲しい、1曲でも多く詰め込んで、ひとりでも多くのお客さんをさらって欲しい、あの大ネタも、あの大ネタもやってほしい、というような。
でも僕ら、ユーフォニアムからのジャパリは1分曲止まってますから
分かってんだよ!こういうことは、ほとんどのお客さんがそういうの全然待ってないのは!
沢山かけてほしいのはよーく分かってんの!
でも俺らはこれが面白いと思ってんの!ゴメン!このテンポでやらなきゃ、僕らじゃないの!って感じなんです。


それが、自分の思った以上の所まで届いたっていうのは、やっぱ嬉しいです。


ま、このアイデア、なずのおかげなんだよな!!!!!


7月のきらわんでもこのタイミングでひとネタやりまして、それが好感触だから今回もそれで行こうかなと思っていたんです。
そしたら、なずが猛反対。「1回やったのを2回もやるのは恥ずかしいから別の考えてくれる?」と容赦なくボツに。苦しみながらヒネり出したネタです。
ありがとう!「もっと出来るはず」と俺を信じてくれて!感謝してる!ボツを突きつけられたその瞬間はすっげー腹立ってた!それはもう!憤怒!けど、今は!感謝してる!



BANBANBANさん。アニソンディスコさん。
清水での共演は3回目。
アニソンディスコは何度見てもダントツに面白い。遥か遠くの人。
でも、僕らも止まっているわけじゃない。少しずつでも成長してるはずなんだ。


そんなことを思っていたら「Glory Days」がかかってんの。フロアに。


やっぱり神イベですよ。アニソンディスコって。



あと、これはもう自己満足と言うか、気持ち悪いレベルなんで本当に最後に書くんですが、僕らが最後に披露した「Great days」から始まるジョジョの1部~2部~3部~4部のショートMIX。


あれ、ふくゐちゃんがラストにやってくれた「あの」ルーティンのインスパイアです。


過去のWOMB公演で同じやつを観て。



なんてカッコイイんだ!
それも、DJでなく、まぎれもない「アニソンDJ」のルーティンだ!!
俺も、アニソンDJを続けるならいつかあんなカッコいいのを作ってみたい!!



っていう気持ちがあって、考えついたものです。
まさか同じ日に聴けるとは思わなくて、クロークですすり泣いておりました。ありがとうございました。

今回も最高にいい思い出。
きらわんに関われて、アニソンディスコに関われて本当に幸せです。
お客さま、バックアップのみなさま、ありがとうございました。