アベンジャーズインフィニティ・ウォーは面白いつまらないとかそういうんじゃない別次元の体験
アベンジャーズインフィニティ・ウォー、観ました。
あまりくどくど書かない。
面白い?つまらない?
分からないです。
こんな映画観たことない。それだけです。
いちばん最初の「アベンジャーズ」は、まあ、何だかスゴいお祭り映画だから行ってみよう、というような、ノリで足を運ぶ感じでした。
とにかく映像がすごくて、で、背景も何だかしっかりしてそうだなと思い、気がつけばドップリ。
その構成の美しさ、壮大なイマジネーション。一筋縄ではいかないメッセージ性。
マーベル・ユニバースに首ったけになりました。
そして集大成のインフィニティ・ウォー。
「びっくりさせるよ」「過去18作品の伏線全部回収するよ」
監督のリップサービスかと思ったら、これがマジだった、というね。
監督がそこまで言うなら、なんとしても隅から隅まで楽しんでやろうと思って。
今作を見る前は「アベンジャーズ強化月間」と自ら定め、1ヶ月位のスパンをかけて、過去18作すべておさらいして臨みました。
メチャ大変でした。
カタカナを覚えるのが苦手なので、登場人物ノート、キーワードノートも作り、100以上の単語を睡眠時間を削って覚えました。
宇宙誕生から現在までの歴史を系統立ててきちんと整理して。
まるで世界史のテスト前のような期間を過ごして観に行ったら。
一体何なんでしょうこれは。予習した分だけ、面白い。そんな映画ある???
えぇ、あの映画のラストのその後って、そういう事になったの…
そのキャラとそのキャラは背景がこうだから当然こうなって…
インフィニティ・ストーンは今あそこにあるから…
あー、そうそう、キミはそういうの得意だからね、当然その役割になるよね…
「君たち過去の18本は当然ちゃんと覚えているんだろう?あのときのアレはこうなるんだよ」と、次々に目からウロコの大サービス。
何だこれは、何だこの体験は。
もはや、テレビのCMでやってたから観にきました、などという「新参者」の入る余地はない。
いやもちろん、ボケーッと見てても面白いけど。
10年間の英才教育に耐え抜いた、エリートしかついていけない高度な世界。
構想10年、シリーズ19本の映画って、こんな深いものなのか、と、衝撃を受けるばかりの2時間30分でした。
重ね重ね、面白い、とも、つまらない、とも、言いません。
8年前の伏線を回収してみせる比較対象作品がないから。
でも、とにかくもう、間違いなく、人類初となる体験ができて、とにかく幸せだった。
そんな感じです。