脂肪燃焼団のおふとりさまですが相席よろしいですか?

脂肪燃焼団のメンバーが日々思ったこと、食べたものなど。

bouncyで心がbouncebounceしたんじゃぁ

土曜は山梨大学のbouncyさんに遊びに行きました。

地元の若い、新しい才能たちが新しく立ちあげたイベント。現場に行って応援しないわけにいかないでしょう。本当はアニソンディスコWOMB、相当行きたかったですが、またとない機会なのでbouncyさんを選ばせて頂きました。

いやこれが、期待以上に面白くってね。

一番の目的はZiLの2回目を拝見することでしたが、うん、彼らはやっぱり達者ですなあ。
先月のエーファイルさんとはまた違い、こういう音楽嗜好の高い、クロスオーバー的なイベントにもキチンと寄せられる技術の高さと、相変わらずの巧みなギミックで存在感を発揮しておりました。あと、褒めたらイケないんですが、テキーラの呑みっぷりも潔く、大変よかった。

今回は、それぞれのソロパートも楽しめて、やっぱり興味を引かれるプレイヤーであることを再確認しました。
軸がしっかりしていてブレない。
gekko君は一番の山場でやっぱり「DAYS」。
しかもピッチを上げたまま直す気がない。
「今日はこのまま少年ハートまで行くよこれ」ってなずさんに耳打ちしていたら、案の定、正解。思わず笑っちゃいます。これだよこれ。この貫きっぷりがいい。

u2coaくんも「感想などお待ちしています」って言うから感想を書かせていただくと、先月のエーファイルから引き続き、透明な真珠のように宙に浮く心がぴょんぴょんしている印象。
全編通じて、すごくロマンチックな音楽ですね。
ZiLの「ここさけ」から受けてシームレスに時をかける少女~シャーロットに流れ込んでいくのは憎らしい。
ご本人の書いている通り「SAKURA」→「春擬き」「白金」→「花ハ踊レヤ」等々、なかなかぼーっと聴くことを許さない、モチーフにあふれたセットリストがメチャメチャ好みです。
と、同時に「星間飛行」からの「恋のオーケストラ」なんていうね。
これが個人的に秀逸でした。
80年代をほうふつとさせる歌謡曲な繋ぎ。こういうのもたまに放り込んでこられると、しびれます。油断ならないですなあ。
うーん、ユニットも鮮烈だったけど、ソロもやっぱイイよ。

今回のイベントで披露したように、音楽的に進化を深めていくのか、それとも、モチーフをいっそう重視して、積み上げていく方向に進化していくのか、あるいはDJいぬみたいにその両方を究めて、ユニークなプレイヤーになるのか…楽しみが尽きません。


 また、ご一緒に出演なさっていたKANWAさんという方も、初見でしたが、さすがZiLのふたりの後に出てくるだけのことはある。この方もとても面白い音楽をしていらっしゃいました。
この人、何しろうまい。
最初の、往年のニコニコヒット曲メドレーが繰り広げられたあたりはこの人は僕が大学生だった頃から大学生しちゃっている人なのかな?と、ちょっと不安になりましたが(でも「旅の途中」は良い。良いよ。)そこから最新の音楽まで見事に展開されていき、実力の高さを感じさせられました。

イイ音楽っぷり。とにかく気持ちよい。

「いかにも2010年代のがちゃがちゃしたアニソン」から「いかにもエロゲのイイ曲」といった、ギラギラした原曲の数々をけれん味なくまとめてしまう。
日頃の練習と、楽曲への愛のたまものだと思います。
ステージ上からぐいぐい引っ張ってくるような素振りはないのですが、聴かずにいられない。
楽しい時間でした。

 そんなこんなで、アニソンジャンルだけでも十分楽しませて頂きましたが、他のプレイヤーさんも存分に堪能させて頂きました。
皆さんとても質の高い音楽でいらっしゃって、なるほど、こういうところで揉まれると鍛えられるだろうな、という印象です。
いとうかなこからアース・ウインド&ファイアーまで、どうやったら同じサークルに詰め込めるんだよとイベント中に考えていましたが、そういえば僕自身も、大学時代はニコニコとYoutubeで洋楽どっぷり聴いてたなぁ。文系だったもんで、時間は腐るほどあったし。まぁ、就職やら将来のことやらでウンザリするほど悩んでばかりでしたが、それだけに、学業はじめ何かにのめり込んだり、打ち込んだりには良い時期でした。
 そんな大学生活のなかで、サークルのみなさまの音楽の裾野と、そしてbouncyの輪が広がることをお祈りいたします。
楽しませていただきました。また遊びに行きますね。