脂肪燃焼団のおふとりさまですが相席よろしいですか?

脂肪燃焼団のメンバーが日々思ったこと、食べたものなど。

アニソンディスコWOMB、ありがとうございました(ヘロウ)!

 




 改めまして。
この空前絶後の公演のお手伝いをさせて頂きました。応援に駆けつけてくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました。皆さんの顔を見たら、涙が出るほど嬉しかったです。いや、ごめんなさい、嘘です。当日は必死過ぎて何の感情も抱いていませんでした。
いま、遅ればせながら、皆さんのお心遣いに胸を打たれています、泣いてます。
感想のツイートも、感想のLINEも、ありがとうございました。
そうです。凄い人材 is 脂肪燃焼団と申します。
風波さんに見つけて頂けて光栄の極みです。また東京に出てこないとな。またたくさんの人に見つかりに来ないとな。


さて。
今回与えていただいたのはほんの30分でしたが、人並みに悩み、苦しみました。


どれくらい苦しんだか。


当日の朝、僕は人生で初めてゲロを吐きながら目が覚めました



メインステージはフリーザ様やヤムチャさんが務めていましたが、ラウンジはDr.ゲロが担当していたんですね
人体にこんな機能があるとは驚きでした。

当日だけじゃない。2週間くらい前からかな。歯磨き粉やフリスクのミントの強い香りを嗅ぐだけで吐いてしまう謎の症状に苦しめられたり。(WOMBの帰り道には治っていました)あまりに辛いから病院に行こうと思って、試しにGoogleで何かを受診すればいいか検索したら「産婦人科」って出てきました。つわり???


ま、当たり前ですよね。渋谷のアニソンディスコですよ。
アニクラ界にそびえ立つ、遙かな山々のひとつです。
サッカーで例えると、ヴァンフォーレ甲府が、いきなりヨーロッパリーグの決勝トーナメントに出場するようなものですよ。
僕の神経のどこかがどうにかなっちゃっても不思議じゃありません。

生まれてはじめてのプレッシャーにとにかく恐れおののいていました。

ロケーションだけではありません。

山梨のイベントでも時折同じ振り付けを見かける、小雨さんの真裏。
部員さんの中にも沢山のファンがいらっしゃる西野翔さんの真裏。


大スターたちとの競演を前に、凡人である僕らはどう時間を使うべきか。
まず、アニソンディスコさんから頂いたタイムテーブルを元に、30秒刻みのタイムシートを作り、フロア⇔ラウンジの人の行き来を読みながら、どの時間に何をするべきかを考えました。


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改めて僕らの時間帯を見てください。
西野翔さんと小雨さんの間には10分の休憩時間が生じます。

つまり、ラウンジフロアには、

・最初の5分の時点でもう居てくれた人。
西野翔さんが終わり、小雨さんの出番までの間、覗きに来てくれた人。
・小雨さんの時間にも関わらず僕らの所に居てくれる人。


と言った参加の仕方が考えられます。
ラウンジを訪れるさまざまなお客さんの、あらゆる行動パターンに合わせる。


そして、




何をおいても絶対に「作品つなぎ」で美しくまとめる。
お客さんにたくさん集まって欲しい。笑ってもらいたい。評価されたい。
そりゃあります。
でも、僕はアニソンDJなので、世界観を破綻させないことがなにより大事。


というわけで。
30分すべて居てくれた人も楽しいし、小雨さんの時間に合わせて抜けた20分でも楽しいし、西野翔さんを観終わって、小雨さんの時間までラウンジに10分ほどいらっしゃった方も楽しいし、しーつーさんを楽しみに5分前から来た人も楽しいし、なおかつ、使用する全曲を世界観で美しくまとめる。


という条件のすべてを網羅し、どこから味わっていただいても楽曲の良さ、僕らの個性を感じて頂ける、パーフェクトなセットリストを準備しました。
もはや、セットリストというより時刻表トリックです。


 しかしこれだけ準備し尽くしても自らのゲロで目覚める
自分が凡人であるということをことごとく自覚した1ヶ月でした。


 ご覧になって頂いた方に言うまでもないことですが、アニソンディスコっていうのはやっぱり別格で面白くてカッコいいです。
もちろんWOMB公演は特別でしょうが、こればかりに力を注いでいるのではなく、毎回のレギュラーもこなしつつ、興行されています。プロフェッショナルです。
小雨さんも、HACKさんも、リハーサルを拝見しましたが、やっぱり華があります。桁外れの熱意や努力がありありと感じられます。
西野翔さんも拝見しましたが、リハーサルもさることながら、何と言っても新作が素晴らしかった。


 それに引き換え、僕らなんかはどこまでいっても凡人です。
この1回、何とか1回、ラウンジをお引き受けするのが精一杯です。
それすらお力になったのか、誰でも務まる仕事だったのか分からないレベル。
それが身に沁みて分かりまして……なんともやるせない気持ちを覚えました。


でも、悲しいばかりではありません。
それ以上に誇らしい気持ちを感じています。


毎年、この時期になると、甲子園…高校野球の報道がすごく熱心になりますよね。
こんな意見を必ず見かけますよね。
「炎天下で野球なんて常軌を逸している。
日程を考え直せ、ドームで開催しろ、こんな大会は間違っている」って。

今まで僕も「炎天下で野球なんて…」派でしたが、今回の経験を経て考えが変わりました。
「本人が出たいんだから、色々言うもんじゃないんだ」って。
WOMBに参加して、腕が折れようが、意識が遠のこうが、甲子園まで戦いたいという高校生たちの気持ちが分かりました。

プロで飯を食えるのは甲子園に出た人の1%もいないんだよ、と言われても。
必死になったって身体を壊すだけだよ、といわれても。
身体をイカれさせて、甲子園で自分の野球人生が終わってしまおうとも。
自分の限界を超えて挑戦することや、超一流の人たちの後ろを必死でついていくことに、何とも言えない無上の喜びを感じるんですね。
何故だろう?とても不思議な心境でした。最後まで。


♪何が楽しいんだ?と人は言うけれど、それは俺にもわからない



アイム・ア・ビリーバーを選んだのはそういう理由でした。
今回の経験のおかげで、またひとつ、特別な味わいの曲を手に入れることができました。



さて。
そんな僕のゲロまみれの挑戦を最後まで支えてくれたのが、なずさんです。


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僕が「30分の作戦を練ろう」と言って、30秒刻みのエクセルシートを唐突に夜中に送りつけても怒らず真剣に向き合ってくれるのは彼女だけです。


人が何日も考えて作ったセットリストに「面白くないから作り直して」とあっさりボツを出し。
3つの現場が同時並行にも関わらず「早く出せ」と容赦なく急かし。
人が1日かけて、こだわりにこだわり抜いた映像を「なんかゴチャゴチャしてよく分からないからもう一回よく考えて」と言ってのける。


毎度のことですが、今回も声を荒げそうになりました。手が出そうになりました。


しかし、当日、フロアスタッフに、熱心に、映像が一番映えるような証明や空間づくりをお願いして回ってくれる姿を見ると。
彼女だって必死なんだ、必死に僕をここまで連れてきてくれたんだ、ということをひしひしと感じさせられます。

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毎年忙しくなる社会人生活と平行しながら、新しいアニメをフォローするのも、10代のお客さんをキャッチアップするのも、正直しんどくなってきました。
現場が近づくたびに「今回は大丈夫かな?」という気持ちが年々、強くなってきたのを感じます。


でも。


なずさんが何度も何度も「この曲、この使い方なら、絶対みんな観たくなるよ」というまで付き合ってくれたおかげで、何とか人前に立ち続けて来られました。
渋谷の舞台を、一番大好きなアニメでフィニッシュすることが出来ました。


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ホントに特別な感謝の気持ちを抱いています。


ここまで、本当にどうもありがとう。







で、オメー、今週の現場「仕事で行けなくなった」ってマジで言ってんのそれ??

僕たち、アニソンディスコが大好きです。

8/11(金・祝) 渋谷WOMBにて開催のアニソンディスコに17:00から出演します。

脂肪燃焼団なずです。

8/11(金・祝)アニソンディスコ7周年記念DJ&ライブイベント~僕たち、アニソンが大好きです。|踊れる!アニソンDJイベント「アニソンディスコ」

ameblo.jp

開催まで、あと2日となりました!!!!!!!!!!
当日、よろしくお願いしますっ!
夏サイコーオタクになりましょう!

 


ばったもん河合さんと鮫島さんのブログでのやりとりにグッとくるものがありましたね。
実は、私も鮫島さんにキャラと言うか、立ち位置を(勝手に)もらった(と思っている)事があります。

以前、静岡のきらわんというイベントで共演させてもらった時の鮫島さんからの感想で「僕は、なずさんの「全力感」てのが印象的でした。」と言って頂いた事があります。

きらわん文化祭に出させていただいたBANBANBANです。 - BAN BAN BAN 鮫島の「桜島オールスターズ」 - Yahoo!ブログ

 

脂肪燃焼団は、ヘロウとなずのユニットです。
ヘロウさんはVDJとして、音をかけて映像もだしてるからメインにみえる。だから、ヘロウさんを表現する方法はいくらでもあるんです。と言うか、VDJって表現でいいのか。笑
一方、私はと言うと…。
コンビの「じゃないほう」。「DJじゃないほう」
ステージでの賑やかし以外の役割としては、ヘロウさんが編集したものを最終確認したり変更指示したりする演出面でディレクター的な部分があるんですが、現場でその辺は伝わらないし伝わらなくていいので、ずっと「じゃないほう」でした。

それが、鮫島さんの感想を読んで「ヘロウさんはカッコつけでシャイだからブースから出てこないし!!!Twitterもブログもなんかうまいことまとまってる風だし!これは、ヘロウさんに出せない“全力感”は私の特権だ!」とすごくしっくりきたんです。

多分、今回、脂肪燃焼団を初めて見る方がいっぱいいると思うので、より自分らしさ“元気いっぱいにフロアの誰よりも1番楽しそう!”全力感を出していきたいと思います!


8/11渋谷WOMB17:00!ラウンジでたくさんのアニソン好きさん、アニソンディスコ大好きさんに会えるのを楽しみにしてます! 

 

今回、「でぃじぇ活1位通過」と言うドラマティックな出演チャンスを作ってくれた鮫島さんはじめ、アニソンディスコクルーのみなさんには感動です。
爪痕を残して、このチャンスをものにして、東京にも脂肪燃焼団の名前がちょっとでも響けば嬉しいです。2017年下半期の予定まだまだ空いてますので!!!
鮫島さん!東京のオーガナイザーさん!よろしくお願いします!笑


では明後日!

6/21夕焼けアニソンディスコに行きました。

みなさんブログではお久しぶりです。なずです。

 

6/21は、そう!「でぃじぇ活」面接の日ですね!
もう1ヶ月も前なんですか!???!まだ全然合格発表の余韻に浸ってますけども私!

色々な詳細はコチラ

アニソンディスコ7周年in渋谷WOMB DJ公募「でぃじぇ活」始まります!|踊れる!アニソンDJイベント「アニソンディスコ」

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日々、アニソンディスコへの愛をつぶやいているわりに…
めちゃくちゃお久しぶりのアニソンディスコでした!
努力不足で………、なかなか行けず………(謝罪)
大人のやんわりした断りとかではなく、、、!
(地方社会人の辛さわかってほしい)
ホント行ける時は行くので!!!!!


アニソンディスコWOMBよろしくお願いします。ameblo.jp

  

東京354CLUB (@tokyo354staff) | Twitter での夕焼けアニソンディスコは2回目
この日は、面接に行くことが1番の目標で、面接でボロボロの負傷兵になったら尻尾巻いて桃の国に帰ってこようと思ってたんですが、アニイベZのいちろーちゃんがいらっしゃるのをTwitterでみて「お話したい!」と東の国に残るのを決めたのでした。

あの日の私の感想をTwitterでいちろーちゃんはこう語っています。https://twitter.com/ichiro_chann/status/887362735754760192

そう。この日は面接終わりだったんで、鮫島さんのコスプレしてたんですよね〜。
いやー、ウケた、ウケた!w

ウケた結果…

『でぃじぇ活』1位突破だったわけですよ!!!
ありがとうございます!


アニソンディスコWOMBよろしくお願いします。

 

 

夕焼けの話だった!
タイムテーブルのDJさんはほぼ初見。
夕焼けアニソンディスコは、本編と会場が違うから入った瞬間の雰囲気も違う。
顔見知りじゃないお客さんもいるし…、ぼっちだし…、どう楽しもうかな。と最初の5分ぐらいそわそわと思ってたけど、好きな気持ちって溢れ出して同調する?w
みんなで一緒に楽しむ!みたいな空気がすぐうまれて、ぼっちでも全然楽しかった!
鮫島さんのコスプレしたおかげもあってか、色んな方にいっぱい声かけてもらえたし!

アニソンディスコはいつでもどこでもアニソンディスコでした!

 

つづく。

でぃじぇ活を脂肪燃焼団はどう戦ったか!?


 

改めて、この通り丁寧な講評をいただき、誠にありがとうございました。


はばかりながら、1位通過との結果でございます。


さて。名だたるビッグネームを差し置いて、地方出身で、知名度も実力も劣る僕らが、なぜ1位で採用されたのか。


それはおそらく、アニソンディスコを、この「でぃじぇ活」という企画を「どれだけ信じたか」その差だったと思っています。



アニソンディスコ DJ公募は
 
「面接」で決めさせていただきます!!!!
 
DJの腕、知名度もそうなんですが
 
我々の見たいのは「人」
 
人なんです!
 
あなたという人をどうぞ僕らのイベントにぶつけてください。
 
mix?いい!いらない!私も別にうまくないし!!!
 
経験不問!!!
 
実績不問!!!
 
とにかくやる気のあるあなたに、期待してます!!!


ameblo.jp



少なくない方はこう思ったのではないでしょうか。


「なるほど、要するに『ネタ企画』か」と。
「『おもしろ枠』みたいなことか」と。


だって、前代未聞ですからね。
「履歴書郵送の上での面接」ですもんね。
おおよそ、DJのセレクションとはマッチしません。


しかし。


しかし僕らは、おそらく、全応募者の中でいちばん強く信じました。


「これは絶対にネタ企画じゃない。
グッドプレイヤーを選ぶためにアニディスクルーが一生懸命考え出した、正当な選抜方法に違いない」




「これはきっと『ベスト・キッド』だ」


と。


ベスト・キッド
2010年にリメイク版が日本でも大ヒットしました。知っている方も多いでしょう。


母の転勤でデトロイトから北京へと移り住んだジャイデン・スミス。
地元の少年に目をつけられ、イジメを受けます。
いじめっこたちに激しく殴られた際、謎多きカンフーマスター、ジャッキー・チェンがカンフーで少年たちを追い払います。
ジャイデンはジャッキーにカンフーの教えを乞います。紆余曲折の末、ジャイデンはカンフー指南を受けることになるのですが、ジャッキーが命じるのは、上着をハンガーに掛け・取り・着て・脱ぎ・落とし・拾い・また掛ける、という、カンフー修行とはまったく関係なさそうな動作を繰り返させられることばかり。
うんざりするジャイデン。
しかしその後、実戦に臨んださい、ジャケットの着脱の動きが敵の攻撃を避け、すぐさま反撃につながるカンフーの動きに直結していたことに気付かされるのです……。


グッドプレイヤーを選ぶために、一見まったく関係のなさそうな「面接」。


これはきっとあの名場面。


ジャッキーの「ジャケットを着ろ」だ。


僕らはそう信じました。


カンフーマスターの真意が、未熟な少年に理解できないのと同じ。
アニソンDJマスターの真意も、未熟な僕らには理解できないのだ。
ただ、ひたむきに取り組めばいいんだ。



履歴書・郵送・対面でのあいさつ・面接。
その中で「DJの真髄」が出せるはずだ。
出すんだ。



僕らはそんな確信のもと、この「4つの山場」に、ひとつひとつDJとしての仕掛けを落とし込むことにしました。


たとえば、郵送のさいの封筒。

 



記事内の写真。ひとつだけ異様に自己主張の強い封筒がありますよね。
これ、要するにDJ KAORIさんのノリです。
「ディディディディディディージェーーーキャーーオリーーーーパパパパパパーパーーーオーーー!!!」って言うサウンドシールを封筒で再現してみました。


もちろん、中にも普通とちょっと違う履歴書が入っています。


そして、肝心の面接。

女性のほう「なずさん」がパッツパツの黒スーツ赤ネクタイ赤スニーカーで私鮫島のコスプレから入ってきて。私膝から崩れ落ちてしまいました(笑)。そこから面談内容の受け答え。オチには面接には参加できなかった相方「へロウさん」のお手紙という締め括り。



前出の記事の通りです。

「なずさん」のアイデアで行われた、アニクラ公募面接史上最大の勝負所。
「コント・鮫島さんの格好をして面接を受け『チケットさめしま』のパロディをやって帰る」です
このような茶番を美談として語ってくれるのはアニソンディスコと「花の慶次」くらいと信じての大ギャンブルでした。


そして、待ちに待った合格通知。
そこに書かれていた温かいお言葉。
今回を振り返っての公式ブログ。


やっぱり「ベスト・キッド」だったか。
と言うのが、僕ら二人の戦いを終えての所感です。



今回のこの面接という方式での選考について。



「面接なんかで正しく選べるのか?」
「たんなる『日頃のご愛顧に感謝』枠なんじゃないの?」
「脂肪燃焼団って奴らは、長年の常連らしいじゃないか」

そんな意見をネットで目にしたり、なずさんが実際に浴びせられたりしています。
これは、何ですかね。いわゆるアレですか。

「でぃじぇ活はアニソンディスコのお友達を出すために仕組まれたダミー企画だったんじゃないか」っていう。

僕ら脂肪燃焼団に「忖度」があったんじゃないかという。

事実なら大問題ですよ。

まさに略して「アニ友問題」。


しかしいやいや、勘弁して下さい。忖度なんかありません。
というかアニソンディスコ忖度課の忖度担当者様。もし忖度があったならド平日に渋谷まで呼ばないでください。高速料金の割引もきかないし、23区の駐車場は高いんだからマジで。
面接に1回参加するだけの料金で、山梨なら次のオリンピックまで月極駐車場借りられますよ。


第一、忖度してもらって、アニソンが再生できますか、って話です。
まがりなりにもアニソンDJとして。


アニソンディスコの象徴「ドラゴンボール」の孫悟空
何で強いか分かりますか。
亀仙人「様」、界王「様」、ビルス「様」。
どれだけ強くなっても、決して自分の師匠へのリスペクトを欠かさず、素直に学び、修行に励むからです。
ルフィもそうです。ナルトもそうです。
それがアニメの主人公です。

悟空が師匠に異を唱えますか。利益誘導しますか。
界王様ァ、オラ、猿なんか追っかけててもきっと強くなんねえ!明日っからゴールドジムでトレーナー付けて修行すっぞ!
そんなシーンないでしょ。
そんなの悟空じゃないです。アイデンティティです。


だから、僕らもそうしただけです。
「一度お仕事依頼したじゃないですか~」
「静岡の方にも顔が利くんですよ~」

言いっこない言いっこない。
アニソンDJですから、アニメの主人公のように振る舞いました。


リスペクトするイベントの企画を「ひたすら信じ」。


その思いの強さで選んで頂けた。


そういう風に、シンプルに受け止めております。



と、そんなわけで「でぃじぇ活」。
僕らにとって、とても努力しがいのあるチャレンジでした。



しかし、あれですよね。「ベスト・キッド」。

洋画に背中を押されたわけなんですけど。



DJは繋ぎの力もそうですが

私は構成力てのも一つの要素であると思っております。

いろんなライブ見て、
いろんな映画見て、
いろんな本読んで、
恋愛して、
いいご飯食べて、
いいデートをしてるかどうかもきっと出てきます。

blogs.yahoo.co.jp

 


やっぱりリスペクトしてる人の言葉って、役に立つもんですなあ。

アニソンディスコ7周年 DJ公募「でぃじぇ活」の合格を頂きました脂肪燃焼団と申します。

 改めまして、山梨・静岡・長野を中心に活動しております。
この機会に初めて名前を見た方、ぜひお見知りおきをお願いいたします。


8月11日(金・祝日)のアニソンディスコWOMB公演。
記念すべきこの日・この瞬間にご来場、もしくはご来場を検討中の全国500名のみなさまのうち、私たちの名前を目にすることが初めてであろう、495名ほどの方々に自己紹介をさせて頂こうと思います。


脂肪燃焼団(オタクション/きらわん/K.S.G.K)と申します。


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アニソンディスコ七周年 DJ公募「でぃじぇ活」1位通過。
8月11日(金・祝日)のWOMB公演の末席に加えて頂くことになりました。



趣味は食べ歩き。
ストレス発散方法は食べること。
ストレス源はいつもより食べる量が少ないこと。
自分へのご褒美はいつもより多く食べること。
アニソンDJとして人に自慢するような知識や技術はないんですけど、強いて挙げるなら日本で一番面接に強いことくらい…ですかね?


アニソンディスコさんには、並々ならぬ思いがあります。


「アニクラ」が流行るほんの少し前。
5年前のことでした。


「どうもアニクラという遊びが面白いらしい。
でも、自分たちの聞きたい曲が全然かからない。
自分たちの聞きたい曲をかけてくれるアニクラがどこかにないか」

と、言うことで、思いつくアーティストの名前を検索にかけて、出てきたのがアニソンディスコ。


そこであの「コブラ」に出会いました。


何だこれは!?
え、なに、踊るの?右に??左に??跳ぶ!?はい跳ぶ!後ろに下がって…あぁ「コブラ」って言ったら跳ぶんですね!掴んだぞ!!こうだろ!?出来た!ピッタリ合った!うれしい!会場中、すごくいい笑顔!!スゴくいい一体感!!で、何で跳ぶの!?


こんな曲を目当てに来たわけじゃないのに。
俺の聴きたい曲を聴きに来ただけなのに。
なぜ俺は跳ばされているのか。
なぜこんなに笑顔になってしまうんだろうか。
これがアニソンの本当の魅力なのか。
これがアニソンDJイベントなのか。


初めての出会いを体験し、僕らは完全に心を奪われました。
1円でも安くアニソンディスコに参加するために、1年間に渡る職場の東京出向に立候補し、コンペで勝ち取ったりもしました。


冗談抜きでアニソンディスコで人生が変わってしまったお客さんのひとりです



アニソンディスコの魅力をひとことで言い表すのは難しいですが。
強いて挙げるとすれば「可能性」です。


アニソンディスコに出会わなければ、僕らはずっとお客さんのままでした。

それまで、イベントを作るのは「アニソン」と「サウンドシステム」と「スクリーン」と思っていました。

「DJ」っていうのは、最高の機材と、最高のデータベースと、最高の知識テクニックを持った人間がやるものであって、僕らではありません。

でも、アニソンディスコは、もうふたつの大切な要素を教えてくれました。
「ステージ」と「生き様」です。


最高の機材を持っていなくても、
知識や技術、データベースで人に劣っていても、感動は作れるんだ。
「僕たち、アニソンが大好き」なら、チャレンジしていいんだ。


向こう見ずな僕らは「アニクラ」という言葉すら定着していない、山梨の、ほんの片隅の、不定期イベントのレギュラーを1本手に入れたその時から、心にずっと大きな夢を抱き続けてきました。


ここから絶対に、アニソンディスコまでたどり着くぞ。


そんな激動の4年あまりを駆け抜けた脂肪燃焼団のプレイスタイルは、大好きなアニソンロックを中心に据えつつ、アニソンディスコに見せていただいた「可能性」にトコトンこだわっています。

自分たちが「見てみたい」新しいプレイ。

新しいコンビネーション。

「こんなこと出来るよね」「こんなこと考えたんだけど」

それを、誰よりも早く自分たちが手がけること。

それが僕らのポリシーです。


世間の皆さまからは、


「アンタ達はズルい」
「卑怯者」
「一発ネタ野郎」

「イチイチやり方が汚い」
「二度と共演したくない」
「アニソンDJ界の泰葉アンド小朝」


という、ほんの少しだけ思っていたのと違う感想を頂くことが多く、個人的には「あれれ~???おかしいなァ~~」って感じなんですけども。



はたして脂肪燃焼団ってのは、地上最強のアニソンDJイベント・アニソンディスコの感動を継承し、アニクラの「可能性」を生み出す次世代のDJユニットなのか。
それとも、ただ口とハッタリが上手なだけのペテン師面接ユニットなのか。

僕ら自身にも判断がつきません。


WOMBラウンジで、みなさまの目でご判断頂ければと思います。
他ならぬアニソンディスコのお客さまにお目にかかれること、今から楽しみにしています。






大丈夫です安心してくださいお客さま。
僕らは「ラウンジだから終始抑えめでいきました」「別に自分の感性に合うお客さん以外獲りに行ってないし」「WOMBで◯◯再生できればそれで満足だった」なんて、シャレオツDJみたいな言い訳も逃げ道も用意しません。


ウケるか。スベるか。
DEAD OR ALIVEの現場にしか興味がありません。


なぜなら「持ち時間、完全燃焼」がモットー
私たちは一歩も引きません。それが、脂肪燃焼団です。

たわいもない思い出話。

 大昔の話です。

人づてに紹介してもらったのですが、ものすごい同人作家の方と同期でした。大学時代。


どれくらいスゴいって、コミケのときに拝見しましたけど、千円札が日本銀行の輪転機よりも早く乱れ飛んでました歩く経済効果


何度か話す機会もありました。
どういう文脈か忘れちゃったんですけど、オススメの漫画を紹介してもらったんです。

コミックマスターJ

 


 
どうでもいい話だと思うんですけども。
実は俺、これが何年も、何年も読めなかったんです。


コミケではそんな様子でしょ。
仕事を発注するメーカーは引きも切らず。
出版社も卒業後の動向を気にしている。


そんな彼が「面白い」というマンガを読んで、俺が面白くなかったら、どうしよう???


って、真剣に思ってたんです。その時。
1年違いで生まれ、同じ時代に10代を過ごし、同じ大学で同じ景色を見ながら同じ学食のメシを食っている人間が、まったく違う感性で生きているとしたら。
まったく違うセンスを持っていたとしたら。

俺の20年間は一体何なんだろう??何を見て生きてきたんだろう??
共通点があるとすれば、豊満な胸が好きな所だけ!!
俺の人生に意味はあるのだろうか!?


そんな、空恐ろしい気持ちがして、とても手に取る気になれなかったんです。


それから長い月日が流れ。
去年くらいからかな。
彼の名前をメディアで、雑誌で、よく見かけるようになり。


この前久しぶりに「コミックマスターJ」の名前を思い出し、読んでみたんです。


ファンの方、ご存じの方も多いかと思いますがね。











しょーーーーーもねえーーーーーマンガなんだこれがwwwww








ブラックジャックじゃねーかwwwww
燃えよペンじゃねーかwwww



俺の大好きなマンガのパロディで埋め尽くされた、しょーーーーーもねえーーーーーギャグマンガなんですよねwwww
何だコレ、悪ノリの塊だよ!!!大好きだよ!!!!!wwwwwww





別に「ベストセラー作家と俺は同じ感性を持ってるんだよ」とか「俺とセンスが近いから、まかり間違えば俺だってものすごい漫画家になれたんだ」とか、そういうコトが言いたいんじゃないんです。



「昨日薦めてくれたアレさあ、俺もスゴい面白かったよ!」




そんな、たわいもない話ができるチャンスが、自分にもあったんだ…って、今になってしみじみ思ったんです。


俺がちっぽけなプライドで遠ざけていたあのマンガ。
薦められたその日のうちに読んでいたら。


別にさあ、仮にセンスが違いすぎて、打ちのめされたって、恥をかいたってよかったんだ。あの時。
どうってことなかったよ、別に。
別に俺、マンガ家になりたかったわけでもないしさ。



「昨日薦めてくれたアレさあ、俺もスゴい面白かったよ!」
「他に面白い漫画、知ってたら教えてよ!」
「あれが好きなら、俺も勧められるのあるよ!コレなんかどう??」



もし俺が気安く声をかけられたなら、どれほど楽しいことが待っていたんだろうか。
マンガ界隈で、アニメ界隈で、その人の名前を見ない日がないくらいになりました。わが国に欠かせない人材になりつつあります。今や、彼の周りではアマゾンの熱帯雨林が消え行くくらいのスピードで万札、乱れ飛んでいると思います


そんな、スペシャルな才能の方と、もっともっと話をする機会が、自分にもあったんだよな。


「20代は恥をかけ、勘違いをしろ」



よく言われる言葉ですが、その言葉の意味がようやく分かった先週末でした。



もし、身の回りに、あの人ワケわかんねーな、って人、化け物だな、って思う人がいたら、遠巻きに見てないで、思い切って飛び込んでいったほうがいいと思います。
聞きたいことがあったら、聞いちゃったらいいと思います。

わずか100分で1年オファーに困らない!伸び悩むアニソンDJは今すぐ「ドラえもん」映画を見よう


 仕事やら色々あってだいぶ参ってしまい、いきものがかりで言うところの放牧期間中になってしまいました。ヘロウです。
色々環境も変わったし、また近いうち出荷されたいなと思っています。

 

一歩離れたところから見える、ちょっとした「?」


 そんな感じなもので、いま、1年半ぶりくらいに「主催だ!」「現場だ!」という、アニクラの最前線から一歩退いたところで、DJ遊びに取り組んでいます。

実は、ちょうどこの時間を持て余したタイミングで偶然、知り合いから「教えて」というお話を頂いたんですね。
なので、改めてここまで自分の今までやってきたことや、セットリストの意図を言語化する作業を楽しんでいる所です。
基礎に返るため、もう一度入門書を開いてみたり、DJさんのブログを呼んだりして。

 そんな情報収集をしていて、改めて気づいたんですけど。
と言うか前もブログに書いたんですけど。
アニクラ界隈って「中級者向け」のハウツーがないんですよね。

DJやってみたい、どんな機材や知識が必要なんだろう→ある
曲をつなぐってどうするんだろう→ある

イベントを主催する方法→ある
超大規模イベントを打つための方法→ある

そうなんです。

仲間内のイベントを飛び出し、ゲストオファーを頂戴する



これくらいのね。ささやかな中級者レベルになるためのハウツーを載せているブログがないんです。何で無いのかな?あれば読みたいのにな、と、ずっと思ってました。

でも、あらためて考えてみれば理由は明白です。
「DJはじめたい!」という人は、たくさんいます。
「俺もイベント主催者になりたい!」という人は燃えてますから、熱心な読者になってくれます。
「DJは大体わかったけど、イベント主催者になるのは荷が重い。でも友達からしか出演オファーが来ないのは寂しいなあ、一皮むけたいなあ」というのは、読者が多いわけでも、熱心なわけでもない。中途半端です。

中途半端な記事を書いてもしょうがないなあ。
そんなところでしょう。


しかし。しかしですよ。
「番宣の俳優は見栄えが良いけど面白いことを何もしてくれない。彦麻呂は面白いけど見栄えが悪い。そこそこ面白くて、そこそこ見栄えの良いグルメレポートをしてくれるタレントは居ないかなぁ」という中途半端なニーズから、まんまと王様のブランチのMCと佐々木希を勝ち取ったアンジャッシュ渡部さんという中途半端界のスターが、今、まさに芸能界の中心で脚光を浴びているわけです。

よし!俺も、この記事を書こう!
アニクラ界隈のアンジャッシュ渡部を目指そう!
そして万が一バズったら、次は機材のレビューをいっぱい書いて、アマゾンのリンクをいっぱい貼って、お小遣いをいっぱい稼ごう!

そんな、崇高な思いからあらためて筆を取らせてもらった次第です。
それでは本題に移らせていただきましょう。


内容



一皮むけるプレイを目指すなら「ドラえもん




なんて書くと、

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と思うでしょう。いやいや、大マジです。

中級者、と言うのは実にバラバラ。
たとえば眼の前にいる、これから現場を踏む初心者。
たとえば、けっこう現場数は踏んでいても、なかなか世間に発見されないプレイヤーさん。
観てきたアニメも、音楽観もバラバラ。
そのくせ、DJを志している以上、知識は多くこだわりは強い。

こういう人たちに、マニアックな知識論にも技術論にも陥らず、ムラなく均一に届くアドバイスをするにはどうしたものか。

2月に「教えて」と言われ、いろいろ考えました。

1週間、2週間、1ヶ月。なかなか答えが出ません。

いかん。俺ももう若くない。仕事もある。部下もいる。
世間はもう、年度末だぞ。
いつまでもDJのことばかり考えていられないぞ、と。
ということで、決心しました。
ロードショーが終わる前に、とりあえず今年のドラえもん映画に行こう、と。


で、そこで気づいたんです。
ああ、DJって、ドラえもんの映画みたいにやれば良いんだよ、って言えばいいんだって。

 

ドラえもん映画はすべて「のび太の恐竜

 

我が国が誇る、国民的プログラムピクチャー「ドラえもん」シリーズ。
 

 

 この国に育ち…いや、この地球に育ち、観たことがないとは言わせません。
えっ!観たことがない…!?
最近は子どもの貧困問題が深刻とは聞いていましたが、十分な教育が行き届いていない家庭もあるのですね…。
えっ!「声が変わってから観てない」!?それは実にもったいない。声どころか人格がまるまる変わってしまった映画が昨年空前のヒットを飛ばした邦画界ですよ。声が変わるくらい何てことないじゃないですか。今こそ観ましょう。ただしゴールデンカブトムシ、オメーはダメだ。


 冗談さておき。ドラえもんシリーズは、親に連れられて、あるいは、地元の公民館やお祭りで、シリーズのうち、何本か観た人がほとんどと思います。
当時は夢中になったかもしれませんが、大人になった今なら気づくはずです。


ドラえもん映画って、全部「のび太の恐竜」じゃないか


って。


ドラえもん映画の構造はこうです。

のび太に(ジャイアンスネ夫から)不幸が降りかかる→ドラえもんに泣きつく→ドラえもぉーん→OP→ドラえもん、解決に前のめり→ここではない別の場所に行くための道具を出す→未知の世界へ趣き、探検開始→小トラブルとともにゲストキャラ登場(このへんでキーとなる道具が出てくる)→ゲストキャラの向き合っている課題(大トラブル)を共有する→僕らも手伝うよ!(もしくは、協力しないと地球存亡にかかわる)→ちょっとした挫折→スネ夫が泣き言を言い、のび太が喝を入れ、ジャイアンが賛同する→しずちゃん優しく見守る→(ターニングポイントとなる日の前夜、眠れないゲストキャラ、それに気づいたのび太が話しかけに行く)→リラックス→課題(敵)に再び直面する→序盤に出てきたキーとなる道具を応用し、打ち破る→切ない別れ→ただいまー→エンディングテーマ→おまけ映像
(※どこかでスゴく美味そうな飯を食うシーンが含まれます)


そう。ドラえもん映画にはすべて「のび太の恐竜のカタ」が使われています。

初心者から中級者への脱却はずばりコレ。カタの習得です。


「食いつきの良い曲でプレイしてるんだけど、なかなかお呼びがかからないんだよなあ」というプレイヤーさんの原因のひとつ。それが、カタの未習得です。

 話を再びドラえもんに戻しましょう。

 ドラえもん映画は様々な制約のもと出来ています。
死亡エンド禁止。難解な内容禁止。悲劇禁止。100分前後。
そして何より、テレビ朝日の社運がかかっているので、コケるの禁止必ず年に1本作成。
今年はアイデアが出ないのでやりません、は許されません。
この制約をすべてクリアするためには、すぐアイデアが生み出せて、その上、多くの人に受け入れられる、スベらないストーリーにしなければいけないわけです。

だから、全作品で「のび太の恐竜」のカタを使っているんです。
名作と名高い「恐竜」がベースだから、どんなにアイデア出しに時間が割けなくても、元ネタの力で平均点を確保することは出来るというわけですね。


ココが要点です。

オファーが欲しいのにもらえない。そう言うプレイヤーさんは自分のプレイのムラを疑ってみてください。
大当たりの日もあれば、ちょっと違っちゃったかな、という日もある。
これは、主催としては呼びづらい。何番を任せていいか決められないし、大当たりの日が実力なのかラッキーなのか分からない。
それも、自分自身でも、何で当たったのか何でイマイチだったのかよく分からない。
それこそまさに、ご自身に「のび太の恐竜」のようなカタが身についていないというわけです。

ドラえもん映画だって、のび太の恐竜から、上記のカタが全部完成していたわけではありません。「のび太が『ドラえも~ん!』という声からオープニング」や「眠れないゲストキャラにのび太が話しかけに行って心がときほぐれる」は、わりかし中期以降から加わったものです。
カタらしきものを作り、意識し、そしてだんだんとチューニングを合わせていく。
やがて自分自身にしっくり来る必殺のカタを見つけ、多くの人に受け入れられやすくなる王道を作り出す。


それが、平均点を上げ、フォロワーを増やし、オファーを導くというわけです。


が。

こういう風に、お客さんに、分かりやすく、受け入れられやすくしていくこと。
あるいは、素材をオーソドックスにしていくことを「媚びる」と称して遠ざける人がいます。


DJをやっていて、あまり聞きたくない単語のひとつです。
お前は媚びないのか!と言われれば、当然、自分も初心者の時に、そういう幼稚な気持ちで臨んでいたことはあります。
それを反省した上で「媚びる」は遠ざけたい。
この言葉はちょっと貧困すぎます。プレイをやせ細らせてしまう。


ドラえもんは子どもに媚びている?

  

 

 
 話をさらに再度ドラえもんに戻します。
ドラえもんはさっきも言うとおり、ぜんぶ「のび太の恐竜」。
言うなれば「同じことばかり繰り返して古参に媚びている作品」とも言えましょう。
しかし、ドラえもんのことをそのように称する人間は本当にごく少ない。

何故か。

「メッセージ」が毎回変わっているからです。

ドラえもん映画は、ストーリーラインはお客さんに寄せますが、最後の最後、描き出すメッセージだけは、絶対に手放しません。

のび太の恐竜」は、種族や言葉を超えた友情の話。
「鉄人兵団」は、リルルがしずちゃんという他者に初めて共感し再生する話。
「アニマル惑星」は大量消費社会を見直し、自然共生社会を作りましょうという話。

明確なメッセージがあれば、その途中でお客さんに寄せようと、それはただの手段。
プロセスに過ぎません。
お客さんはしっかりと、前のめりになって、メッセージを受け止めてくれます。
ドラえもんの映画を「子どもだまし」「古参に媚びている」と評価する人が居ないのは、そのシーンが単なる「手段」に過ぎず、全体を通して描かれる「メッセージ」に価値が宿っていることを理解しているからです。

そしてむろん、どんな価値のあるメッセージでも、ドラえもんが上映時間中ずっと「そもそもきみたち人間は自らの利便を追求し尽くした結果かけがえのない自然を消耗し尽くしてしまった~」と、語り続けられても、勘弁してくれと思われておしまいです。
大前提はエンタメですからね。


「ネタ」か「カタ」か


 DJという人たちは、どうしてDJを始めたんでしょう。
「俺かい?17の夜にラジオから聴こえたニュー・オーダーの『ブルー・マンデー』を聞いた時に稲妻が走ったんだ。今思えばあれは天啓ってヤツだな、世界をラブ・アンド・ピースに変える力がここにあるぞ、ってね。気がついたら楽器屋に駆け込んで、マスターにホコリをかぶったターンテーブルをせびっていたよ」

なーんて寝言を言うやつがほとんどだと思うんですけど、要するに99パーセントの人が共感してもらいたいからです。
残りの1%は、お医者さんにDJやらないと死んじゃう病と診断され、治療のために取り組んでいる人です。

 では共感してもらいたい時に何に気を配るか。
イマイチ多くの人に認知されないDJさんのほとんどが「ネタに」気を配ります。
誰も聴いたことのない、オリジナリティ溢れた、自分らしいエッジの利いた「ネタ」。

しかし、あまりにも鋭利な刃は、ときに………いや、多くの場合、人を遠ざけます。

 

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共感を得たいなら、大事なのは「強いネタ」じゃなくて「強いカタ」です。

いつ、どういうツボを刺激すると、気持ちよくなるのか。

どの場面で力を込めると人の心が動くのか。

5年やってるとそれなりに、どうでしたか?今日の「ネタは」自分らしさが出せてましたか?みたいな目で見てくる後輩さん、いらっしゃいます。

どんな「ネタなら」ウケますか?みたいなことも聞かれます。


ここにこっそり自分の考えを書きますとね。「ネタ」じゃないんですよ。
本質は、自分に「カタ」が体得できているか。だと思うんです。
「あの人、良いなあ!」って思う人、憧れてる人、いますよね。
その人の何が良いか、見つめ直してみましょう。
ネタが良いんですか?自分の好きな曲をかけてくれるから?ほんとにそう?
だったら世界最高峰のDJは「DJあなたのiTunesさん」です。

その人の「カタ」がいいんじゃないですか?

自分の好きな曲をかけてくれた、そこまで行く「道のり」がよかったんじゃないですか?


それでは最後にここでもう一回ドラえもんの話をします。
最後までピンとこなかった人は、あらためて試しに何本か観てみてください。
そうですね、例えば今年の南極カチコチ大冒険はなかなか良かったですよ。

「ネタ」と「カタ」の話です。想像してみてください。

ドラえもんは来年も新しい映画が作られます。
「ネタ」となる冒険先はおそらく「宇宙」「地底」「過去」「本の中」…。
「カタ」となるストーリーラインはさっき書いたとおり。

「ネタ」と「カタ」、どちらを取り上げられたら映画づくりが難しくなると思います?

そう考えると自ずと、何を意識してトレーニングすれば良いのか、なんとなく見えてくるんじゃないかと思います。


今夜はもう一度ドラえもんを観て。
カタとは何なのか、を感じ取るというのも、実り多き時間になると思いますよ。
そうですね。観るなら今年の映画も、なかなか面白かったですよ。


まとめ「まあ要するに何が言いたかったというと」


まあ基本的には今年のドラえもんを観ませんかというステマブログなんですが、
マジで最後まで読んでくれた人に申し訳ないのでキチンとした言葉で説明しますとね。


「文体」と「文法」を理解して練習したらどうですか


という提案なんです。
「文体」というのは、筆者の個性が宿る独特の言葉選び、文章のリズム、って意味ですよね。
「文法」というのは、文章を作る上での決まりごと、です。

伸び悩む方を見てると、いきなり「文体」から実践している感じがします。
発想が、独特さ、自分らしさ、から始まります。

それは大事、大事。独特さ、自分らしさのないプレイはあまり聴きたくない。
しかし、文法の練習はどう?って、思わせられる瞬間があります。

「楽しかった!思ってIMASUディズニーランドが電しゃで僕はずっとせん週行ってきたこれから書こうと。」

という文章は、いくら思いが強かろうが、そもそも読めないですよね。

 文法、ってのは別にBPMがどうとか、こういう場面では低音を切れとか、そんな難しい話ではなく、ハーレムアニメのあとにサスペンスアニメとか、そういう、見やすさ聴きやすさの上で、もっと考える余地があるんじゃないの、みたいなね。
あと、前半泣かせに行って後半笑かせに行くとか、右往左往してないか、とか。


そろそろお気づきと思いますが


売れっ子のDJさん、一目置いているDJさんはこういうことを言います。

「DJはクラブばかりに篭もらず、いろんなエンタメに触れるべき」

これって要するに「人に強く・広く・遠く届く、普遍的な『カタ』を学びましょう」ということです。
急がば回れ。音楽から遠ざかることがよく届く音楽を磨くことに繋がるのです。

そろそろお気づきですよね。
今回のこのネタ記事は、記事の内容に合わせて「物事の近道をちょっと上から目線で教えてくれるライフハック系のサイトのカタ」でお送りしてみました。

どうです、なかなかイラっとくるタイトル、イラッとくるレイアウトでしょう?

要するに



物事を届かせたければ、カタの習得なんじゃないか。
それから自分で自分の人生に夢中になりつつ自分の頭で思考を現実化させることを考えながらモノ体験よりコト体験をクリティカルにサーブすること!これこそが成功する人だけがこっそり教える「やること」「やらないこと」を「捨てる!」逆説のアクティブラーニング技術!くぅーっ!これぞ10年代に求められるキュレーションエントリって感じだね!



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