脂肪燃焼団のおふとりさまですが相席よろしいですか?

脂肪燃焼団のメンバーが日々思ったこと、食べたものなど。

【感想】映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生はとんでもなく良かった。

 

shibonen.hateblo.jp

 

 ウソだよ。
ファミリーアニメの大定番・ドラえもんがBLアニメなわけないじゃん。
ちょっとみんなの興味を引きたかっただけだよ。
すげー良かったよ。
でも、他人が「すげー良かった!!」っていう感想は、読むとだいたいアツすぎて引いちゃうじゃん。
だから、遠回しに褒めていこうと思ってああいう記事を書いたんだけど、ダメだったね。


だって、



良いんだもん。新日本誕生。



どれくらい良かったかって?
そうだねえ。
餃子の王将」で、感想書こうと思って、思い出して、泣いちゃったくらいかな。
隣のおっさん、何かを察して、すぐ帰ったよ。ホント悪かったと思ってるよ。




■ 前作のかみ砕きぶりがカンペキ。
 
 日本誕生は、個人的にちょっと、評価しづらい。
場面場面は面白い。
家出だー!って勢い良く原始時代まで飛び出してしまう、というシチュエーションはとにかくワクワクする。
自分たちのパラダイスを作るまでの流れも好き。
ツチダマの怖さもハンパじゃなかった。
しかし、肝心かなめの「のび太遭難からのクライマックス~ラスト」は、ちょっとしっくりこない部分もある。
原因は、明らかにパワーバランスを逸脱したラスボス・ギガゾンビ。
藤子F先生の大長編ドラは本当に、本当に名作しかないんだけど、ラスボスのパワーバランスでたまにやらかしてしまう

一度目は「鉄人兵団」。二度目が「日本誕生」。


どちらも、幼稚園児~小学生だった自分が見ても「いや……まあ……」というクライマックスだった。
世間的には名作と言われる2作だけど、個人的には納得がいかなかった。

おそらく、新鉄人の寺本監督、今回の八鍬監督も、同じことを考えてくれたんだと思う。


寺本監督は「ザンダクロス(ジュド)に人格をもたせる」という大手術を行って、鉄人兵団の「(ネタバレ→)ドラえもんのび太がいない世界ですべてが終わってしまうあまりにも悲しいクライマックス」を描き直した。


八鍬監督は……「新鉄人兵団」ほどの大手術は行わず、内服薬だけで日本誕生の「しっくり来ない部分」を描き直した。


すばらしい。
もうなんか、本当にすばらしい。

しかも、「日本誕生」ファンなら「えっ、なんでそこ変えた」という「絶対に頭に引っかかる」すごく重要なポイントが、そのまま「新日本誕生」のカギを握る、という憎たらしいシナリオ。

そうか!!「そのシーン」は前作でも大事だったけど、今作ではそういう意味合いも載せちゃいますか!というね。


八鍬監督は「新大魔境」では、びっくりするくらい「そのまんま」リメイクしたけど、今回はびっくりするくらい「そのまんま」の部分と「おいおい、ぜんぜん違うぞ」の部分が共存している。
「そのまんま」の場面にも「ぜんぜん違うぞ」の場面にも、全てに意味があるし「ぜんぜん違うぞ、何変えてんだよ」というシーンは、終わってみれば、全くない。むしろ「よく変えてくれた」と思う場面ばかり。

そうそう。そういう物語も乗っけられるよね。っていう。

それが今回のキャッチコピー。

 

パパは、20世紀の「日本誕生」を見た。僕は、21世紀の「日本誕生」を見る。

 
に、美しく、さりげなく表現されていたと思う。
これは21世紀の日本誕生だ。確かにアップデートされている、と、旧作ファンも納得の出来。
まあ、僕はパパになれなかった分際で、21世紀の日本誕生を見たけども


僕の言いたいことは大体終わり。


■ シンエイ動画の本気×ゲストアニメーター・村木靖
 
 こんな素晴らしいロボットアニメは久しぶりに見たよ!!!!!

なんか、ツチダマの超能力描写~22世紀石槍の応戦あたりから「どうもロボットアニメっぽい画面の作り方、見得の切り方するなあ」とは思ってたんだけど、


エンディングロールを観て納得。村木靖さんじゃないですか!!


そうだよ!!ドラえもんはロボットアニメだよ!!!!
そして、けして忘れてはいけない!
シンエイ動画は本気出せばロボアニメなんか余裕なんだよ!!!
若手の頃から「超電導カンタム・ロボ」で鍛えられてんだよ!!!!!

京都アニメーション?トリガー?プロダクションIG
いやいや、シンエイ動画の映画チームの強さをナメちゃいけない。
今回は冒頭のククルのシーン、荒れ狂うバイソン、はしゃぐハムスター、VSツチダマ、VSギガゾンビ、等々、ここに書けない見せ場も多くあり、そのすべての作画がもう抜群。
ヨダレがでるくらい堪能させていただきました。
ただ単にアニメーションのファンとしても、十分観られる。
だんだん希少になってきた2Dだけのロボット描写も、さすがビッグタイトル。
ドラえもんならたっぷり魅せてもらえます。


■ あとここからはネタバレ。




















 「新」シリーズはやっぱり、「しっかり帰ってきて」終わるんだね。
いいと思います。これ、スゴくいい。

【感想】映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生がとんでもないBLアニメだった

 やあ。BLが大好きな腐女子のみなさん。
この冬最高のBLアニメはなんだったか、言えるかな。


日本人なら誰でも知っている、あの名作を新たな解釈でリブート。


もとが子供向けギャグマンガだったとはとても思えない、過激で大胆な描写で話題殺到。


ここまで言えば、誰でも分かるよね。


そう。


映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生だね。


(※このブログは旧作を見ていれば分かるくらいのネタバレを含みます)


■ 冒頭5分で観客の心をわしづかみにする、メインヒロイン・ククル。

冒頭。
無邪気に川で鮭を獲っている、旧作でもおなじみのククルのシーン。
やがて彼は目の前に広がる黒煙を目の当たりにし、全てを察します。
無残にもクラヤミ族に襲撃され、誰一人残らない村。
仲間のために漁に出たのに、その獲物を喜ぶ人間は誰も残っていない。
自分だけが、むざむざと助かってしまった。
父と母を呼ぶ声が虚しく響き渡る。
絶望と孤独が襲いかかり、滂沱し、その場にくずおれるククル。

ここまでのくだり、完全に、リョナ描写です!!
リョナ描写!!
ウソじゃないよ!
みんなぁ!ぼく、ホントに見たんだったらあ!!!!

(↑海底鬼岩城ののび太ばりに)


僕に言わせればこの一連のシーンを担当したアニメーターは、狂ってる!!
ものすごい濃縮された時間の中で喜・怒・哀・楽を演じさせ、余すところなくククルの、原始人ならではのイノセントさをスクリーンに映し出している。

僕はもう、ここまでのシーンで、確信しました。

今回はゲストキャラ……、いや、ゲスト「ヒロイン」ククルを愛でる映画なんだ、と。

僕と同様、ここまでのククルの愛おしい表情、そして、さっきからチラチラとスクリーンに映し出される彼の鎖骨と肩甲骨に「これはもしや……」と、何かを感じた腐女子のみなさんの期待を、この映画は最期まで完全に裏切りません

そうです。
映画版ステータスののび太との、ロマンスにあふれる展開が、全編を通じて広く、深く、描かれてゆきます


「いや、わたし旧作見たけどそんなシーン、なかったよ」

もちろん、そう思うでしょう。

安心してください。
旧作を見た人なら分かるでしょうが、本作は旧作に比べ、序盤、結構飛ばし気味にストーリーが進んでいきます。
一体何のためにこんな駆け足になったのか?
それは、ククルのリョナ描写と、のび太とククルの絡みの時間の増強にあてられるためです

いや、マジだから。

そして、前作を観ている人間ならば、この段階ですでに、中盤からの展開を思い出してジットリきていることでしょう。


そう!!


ふたりの関係はリバーシブルです!!
リバーシブルなんですよ!!ええ、おい!!


■ 展開が完全にラブロマンス。

 当然、ストーリーの大筋は前作通りですから、前作を観ている人間なら当然分かると思うんですが、ククルの閉ざされた心を開くのは、しずかちゃんなんです。
誰の目にも、ククルとしずかちゃんのカラミが印象に残ります。
しかし、今作は前作になかった「のび太とククルのあるシーン」が追加されており、そのシーンの濃厚さたるや。ええ。もう。前作のキーパーソン・しずかちゃんの存在感をただの配膳係にまで押し下げています。

 ククルに関する食事のシーンといえば、移動中のハンバーガーのシーンが前作通りありますが「あるシーン」を経てのハンバーガーはあまりにもなんというか、意味深に映ります
しずかちゃんの温かいスープは「回復するための道具」ハンバーガーは「のび太とククルの和解の印」と言わんばかりの(いや、前回だって同じ意味合いのシーンなんですよ、ここは。でも、観て!ホントに観て!!)。

 中盤。
とある理由で(前作と同じですが、ストーリーの核心なので伏せます)憔悴するのび太
そこに現れるククル。
その凛とした姿。
家族を取り戻し、故郷を再興するさなかである彼の横顔は、冒頭と違い、すっかり男前です。
もちろん、このシーンのアニメーターも相当MADがMAXです
勇気づけられるのび太
前作でも語られる場面ですが、ここのくだり、大分長いです。
長いですが、カット数も大幅増強。前作でもグッと来る場面ですが、ここに注力してくるか!と、感動しました(イカン、ネタレビューを書くつもりが、マジになってしまっているぞ!!)。

ここがねえ、歴代ドラ映画の中でも屈指の名シーンになっていますし、それでいて、とてつもなく、お耽美です。なぜなら……このシーンで、前作にない、あの……ああ、言いてえ。言いてえなあ。


■ どうしても言いたいのび太とククルの今作にしかない濃厚接触。

 ここから先はもう書けません。
でも、腐女子のみなさん。マジです。大マジ。
今回のドラえもんは、とにかくすっごいことになってます。
だって男同士でアレしますよ。4文字のやつ。

「どうせウソばっかりついてるヘロウさんのことだから、男同士でするするって言ったって、せいぜい『乳首相撲』くらいでしょ??」

あー、違う!それはしなかった!!
けどスキンシップはする!!期待していい!!
というか、ほんとに俺に騙されたと思って行ったほうがいい!!
特に美少年が陵辱されるのが好きの方!!
冒頭の3分で入場料1,800円とシャカシャカポップコーンの分は軽く元が取れます!!
シャカシャカポップコーンは上映中にシャカシャカしたらダメだけど!!
紙兎ロペの時間にシャカシャカしないとダメだけど!!!
あのCMいつ観てもウッッッッッッッザイけど!!!元は取れるから!!
行こう!!明日行こう!僕と一緒にホモホモしよう!!
お前また行くのかよ!!

ノスタルジックナイト、お疲れ様でした!

 フジノスのノスタルジックナイトに参加させていただきました。

いやー、こちらから参加したいと名乗り出たものの、仕事の都合とはいえ、入り時間には間に合わないわ、音飛ぶわ……いただけないコトがいくつもありました。
申し訳ない。本当に、真剣に申し訳ないと思っています。PCもコントローラーも、早急にオーバーホールします。
昨日の不手際に対する謝意は、これからの取り組みの姿勢で示しますので、何卒ご容赦くださいませ。


いや、言い訳じゃなく、会場でも、まあ、若干の動揺はありました。

 

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過去の日記に書いた通り、ノスタルジックナイトの行き帰りの車中で「もしノスタルジックナイトに出るなら」っていう話をしていたんですよ。


80年代~90年代といえばフジテレビ!
トレンディドラマオンリーなんてどうかな!


なんつってね!

そのアイデアが今回のみお姉と、ほぼドンカブり!!!
死ぬところでした!

脂肪燃焼団は音源だけでなく動画の持ち出しをする「VDJ」なので、手持ち曲が少ないんです。イザって時の換えがきかない。

今回は最終的に「踊れる50分にしない?」つって、あんなセットリストになったんですけどね。
当初の予定で向かったら、持ち曲の3分の2くらいを失うところでした。


フジノスに来る前、なずさんと車の中で打ち合わせている最中に、言ってたんです。
冗談で。
「今日さ。あんまり持ち曲ないから、カブったらBON JOVIメドレーするね。リヴィン・オン・ア・プレイヤーは、ライブでもコール&レスポンスだけで5分ぐらい引き延ばすわけだし、20分くらいリヴィン・オン・ア・プレイヤーの間奏明けだけで持たせるから、よろしくね

なんて。

ホントにそうなるところでした。
あんまりディスコの神様に嫌われるようなことは言わないほうがいい
そう、心に誓ったノスナイの夜です。



 しかし今回は、音飛びを除けば上の上の完成度のモノを持っていけました。
めっちゃ、熱は込めましたよ!

「ディスコミュージックオンリー」っていうのは、なかなか挑戦でしたが、快く受け入れてもらえて、感謝、感謝です。


ソッフィーさん、じょいさんたちのB2Bを聴いている時なんか、もう、心がグラつきまくってました。

やっぱアニソンだったかなぁー、って。
あらためて、上手い人がやると、発見ありますね。古い曲も。
すっごい、インスピレーション得ました。
そして、フロアで思いっきりジェラってました。スーパー・フェニックスが再生できるのはノスタルジックナイトだけこのチャンスを逃してしまった……逃してしまった……。



今回はアニソン、あえての「1曲だけ」使わせてもらいました。
一番いい場面でアニソンを使うのはアニソンDJ…少年マンガDJ、ジャンプDJを名乗るプライドってやつです。
思わずこっちまでほくそ笑むくらいバシーンと決まりましたね。

実はアレは僕のオリジナルというわけではなく、別のアニクラでも見たネタです。
というか、ウィキペディアで「君の瞳に恋してる」と検索すれば「カバーした日本のアーティスト」で普通に出ているくらいポピュラーなネタではあります。が、カバー……?

アニクラで見た時は「あの曲」→「君の瞳に恋してる」でした。

「あぁ、この曲って、このメロディーのインスパイアなんだ」っていう演出ですね。

アニソンも音楽なんだよ、他の色んなジャンルと遠いようで繋がってるんだよ、っていう、プレイヤーさんの音楽愛にあふれたサジェストでした。

僕は逆をやってみました。
「世界的な名曲」が「単純に下賤な曲」になるという。これはこれで、全然別の演出になるだろうなと思って。
自分でMIX聴いた段階でもう、ヒドすぎるなぁこれって感じで。うん、いい味付けでした。気に入ってます。

 クソガキ終わったあと、主催のあず君とLINEで少しやり取りをして。
「とある流れ」を褒めてもらったんですよね。
「あそこが脂肪燃焼団ですよね」というような言葉で。

あー、俺らってああ言うことすると「らしい」って言われるんだ。

 

って思って。
今回の山場は、そんなところからの着想でもあります。


はてさて、アニソンでなくても「脂肪燃焼団らしさ」が出せたでしょうか。

聴いてくれた人から、感想もらって、ブラッシュアップして、別の音楽、別の場面でも「らしさ」ってのが出せるように洗練されていけたなら、DJとしてこれほど嬉しいことはないんですけど、ねっ。

脂肪燃焼団、オタクション告知で早速くじけそうになるも、クルーのみなさんに救われる。

 先週末にお伝えした通り、5月に行う新イベントの準備に追われています。

「主催なんかやると、相当準備に追われるんだろうな」とは思っていましたが、想像以上に作業に追われています。ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」くらいは追われてます。ずっと。


 しかし、ホントに、支えてくれる人がいると言うのはありがたいです。

 運命の木曜日。第一報をいたしました。
拡散希望」とか打たなくても、第一報のツイート、いっぱいいっぱいRTくださって、
ぶっちゃけた話、ツイート見てくれた人の100分の1でも来てくれれば札止め満員、笑いがとまらない、ってとこまで拡散しました。
なんか、こんなに暖かいみなさんの中に居たんだ…って。もう実際に開催しなくても十分幸せだなぁ…なんて、感動しちゃいましたね。
と、同時に、これはもうヘタは打てないぞ、という、猛烈なプレッシャーを感じてもいるところですが…w


 金曜日。念願のフライヤーが届きました。
印刷のことなんかさっぱり分からない僕でしたが、イロドリさんが24時間OKの相談メールで良く導いてくださいました。こっちで用意した以上のよい印刷で出してくれました。これも感謝。

 土曜日は、大先輩であるところのエーファイルが開催されておりましたので、遊びにいきつつごあいさつをば。
今回も楽しませて頂きました。yousukeさんの踊れるセットリストが今回はハマりました。
振りつけ曲も散りばめつつ、程よく縦ノリ。現場ごとガラッと変えられる、音楽のバリエーションの豊富さ。うらやましいなぁ。

 期せずして(※本当に期せずして)オタクションクルーのおふたりが出演なさっており、会場は大変盛り上がっておりました。
深月さんの時間は間に合わず、本当に残念でしたが、あんでぃー君の時間はまるっと聴きました。

うーむ、前回聴いたときより遥かにイイ。


僕よりずっと巧みなプレイヤーですので、僕が言うのもおこがましいんですが、あんでぃー君「好き力」が高いんですよね。曲の「呼吸」がバッチリ分かっているというか。
おしゃべりで、ばーっと喋ったあと「ふっ」と息を継ぐじゃないですか。
その「ふっ」って瞬間に、次の曲にチェンジ。
そうか、この曲ってそういう風に出来てたんだ、と発見させられます。ウチに帰ってまた聴いてみようかな、ってなります。
この楽曲に対する優しさと誠実な姿勢。
フロアで聴くべきプレイヤーですよ。呼んでよかったあ!


 お客さまとしていらっしゃっていたクルーのみんなも、会場出口でフライヤーを配布してくれてたり、お客さんからの質問に応じてくれていたり。ありがとうございます。ありがとうございます。フライヤーに載ってる基本情報も共有していなかったですね。主催、力不足ですみません。


自分らには本当にもったいないメンバーです。


イベントなんて、ホントどうなるかわかんないけど、僕らは今のところ楽しいぞ!

オタクション、はじめます!!!!

 まことに恐縮なのですが。


この春「オタクション」という新しいイベントを開催します!!


本日はそのごあいさつをば。


 これまで僕たち脂肪燃焼団は、2つの脳みそ、2つの思い出、4つの手で色んなイベントに関わってきました。
「もっと楽しいこと、もっと新しいこと」を目指して3年間、挑戦してきました。

3年のあいだで、次々と生まれる沢山のイベント。沢山の出演者さん。
彼らが繰り出す全く新しい音楽体験。
ふたりの力の限界、アイデアの限界を感じました。

どこまで行っても、自分たちよりももっと面白く、カッコいい音楽を作る人がいる!

それを強く痛感させられたのが10月のエーファイル。
とある、若い感性と熱き野望を胸に秘めた「革命戦士」のプレイを拝見してからです。

あぁ、この遊びにはまだまだ「先」があるぞ。

僕たちふたりで、そこまで突っ走っていけるのだろうか。

そんな気持ちにはじめて直面しました。


結論。ムリ。ハハッ。

そりゃあ、後からはじめた、みずみずしい、勢いのある人間にはかないません。
もっと楽しいことをするために、肩肘張らず、自分たち以外の力を頼ることにしました。
4人で、6人で、10人で。
新しい挑戦のステージに立つことを決めました。

これが、もっともっと楽しい音楽体験を作りだすための、僕らの「アクション」です。


 そもそも、アニソンDJイベントって、他の音楽イベントと決定的に違う点があります。
そこには「新曲」がない、というコト。
タイアップ作品があること、そしてそれが、認知されていること、ありきのイベントです。


だからこそ、魂がこもるには必要なモノがふたつあります。

ひとつは、フロアの皆さんの「思い出」。

まったくの未知の音楽に触れる喜び、楽しみが大きくないからこそ、イベントを動かす大事なエネルギーは、皆さんの思い出や、熱気によります。
集まってくれるみなさんの思い出に、僕らがせいいっぱい火をつけます。
思い切り燃えあがってもらいたい。

もうひとつは、新曲がないからこそ、「出演者自身がつねにアップデートされなきゃならない」ということ。

最先端で最注目を目指さなければ、NHKの歌謡ショーです。
思い出を追っかけるばかりです。
アーティストにぶら下がるばかりです。
それじゃ、面白いイベントにはなりません。

先日、出演のお約束を頂いた、レギュラー出演者のみなさんには、SFアニメのラスボスばりに大演説させてもらいました。

かなり熱のこもった、引くほどの大演説です。

「あのぅ、そんなに面倒くさいなら、僕いいです、縁がなかったということで」くらい言われるんじゃないかと、ずーーーっと冷や汗をかきながら喋っていました。

大演説でしたが、僕は小市民です。


しかし、クルーのみなさん、最後まで前のめりでお話聴いてくれました。

根性があります。

このクルーならいいプレイをしてくれる!と確信しました。

僕自身、本当に楽しみになりました。

僕らのような新米主催者にとって、誠に分不相応な良いメンバーです。

あぁ、ちなみに僕は共演してくれるみなさんのことを、愛情とリスペクトを込めて「クルー」と呼びたいのですが、なずさんから「お前いい年こいてUVERworldのつもりか」と激しく否定されているので、多分この呼び名は定着しません。



みんなのアイデア、フロアの思い出を集めて。
素敵な仲間の工夫や努力を集めて。
今までにない面白いことを始めようと思います。

集まってくれた皆さんの「昨日までの思い出」で「今日の思い出」をつくるアクション。

それがオタクションです。

いっしょに楽しみましょう。

 

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K.S.G.K. ~帰ってきたクソガキ~、ありがとうございました!

 脂肪燃焼団の復帰第1回は大ホーム、KSGK。
特撮ロボットSFイベント、これが3回目の開催でした。
キャストとお客さんとの絆がだんだん深まってきた感じがいたします。
「かけないと死んじゃう病」「がんばれ5歳」等、フロアでは次々と名言も飛び出し、笑顔が生まれ……
「あぁ、みんな、お客さんに愛されてるな、期待されているな」というのを感じます。
そして、それにしっかりと応える出演者のみなさん。
フロアにいるだけでも楽しいですが、他ならぬブースの一員としてこのイベントに参加できて、嬉しいなあと思ってます。
ホントだよ。でなきゃイベントのOPなんて、金を積まれたって作りません。
僕自身がKSGKの大ファンだから、全力で協力してるんです。


 今回は特別の楽しみもありました。アユミデさんとの共演です。
雷神フリークである自分からしてみれば(といってもustですがw)、憧れのプレーヤーさまです。
先週の京アニタイムはじめ、現場でプレイされるお姿も何度も拝見しています。
この日もキレキレでした。
いやあ、ほぼニチアサ、ほぼ00年代後半だけであそこまで満足度高く出来るんだなあって。
広く展開するか狭く展開するかはアニソンDJの悩みのひとつだと思うんですが、狭く展開するパターンの理想型ですね。とてもマネ出来ない。
でも、いちばん好きなのは、時間いっぱい楽しませた上で、頭と終わりをリンクさせてシメた、アレ。「回り落ち」ですよ。たまんないですね。
あの「好きなものを好きと表現する」構成力、説得力の高さ。まさに圧巻でした。

 プレイそのものも堪能しましたが、今回一緒して、取り組む姿勢が本当に素晴らしいプレイヤーさんなんだな、というのも感じました。ゲストという立場でありながら、我々レギュラーと同じくらい広報してくださったり、開催時間中もツイッターで盛り上げて頂いたり……やっぱり第一線で活躍される方は違うな、という印象です。

 

 で、だよ。
今回は光栄にも、そんなアユミデさんの前座ですよ。
どんな空間で渡すか、そりゃあ、もう、悩みました。
デカレンのコスでいらっしゃる、というのは知ってましたから、戦隊で渡そうかな、と思って、いくつかプランも考えてました。
そりゃだって、KSGK陣以外の戦隊プレイヤーさんと共演するなんて、めったにないことですよ。
戦隊→戦隊ブリッジとか、夢です。

でも、ツイートを拝見する感じ、けっこう好きな作品がカブるなあ、ということに気づきました。
(電王、OOO、トッキュウ……靖子にゃんがお好きなのかなw?)

自分がエゴを通すとアユミデさんのプレイが楽しめなくなる。
お客さんの集中も散らかってしまう。それはイヤだなと。
そこで今回はフォー・ザ・チームを「いちおう」念頭に担当いたしました。
あとの特撮DJ2人に良い流れで繋ぐべく、ノー戦隊、ノーライダー。ついでにノーロボット。思いきり腕をふるってもらえるよう、僕はかなり王道から逸らしたラインナップにしました。


……はずなんですけど、意外とイケちゃったのは、嬉しい誤算ですね。
本来はネタだったはずの、ご当地ヒーロー、ラジオの主題歌、そして最終兵器HKも通る通る。テレ東特撮シリーズだけ通らない
うーん。さすが静岡と言わざるを得ない。
静岡の常識は全国の非常識。試される大地・静岡。


個人的なハイライトはやはりOut of Controlへの持っていきかたとジャニーズ祭り。

きらわんでも披露してますOut of Control。
前回はサントラの「Brothers in Arms」まで持ち出し、1分40秒の楽曲再生のために2分待たせるという、MADとしか言いようのない演出を採用しました。

でも、あれは1案目。

もっとシンプルに「CHANGE THE WORLD(犬夜叉)」→「Out of Control」っていう案があったんですよ。これだとV6→V8です。

過去のセットリストをみればわかると思いますが、この日は直前に「サンデー」やってますよね。

 

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ここに、ボツ案の名残がありますw
どっちにしようかなー、と思って、でも結局アークみたいな大箱なら、荘厳な音楽がいいよな、ということで、9月はああいう形を選んだんですよ。

「V6からのV8は、犬夜叉を『ティガ』に変えて、KSGKの山場に回そう」
って予定を立てていました。

 

しかし、その当日。
V6→V8は、2時間も経たないうちにBANBANBANさんに「発見」されました。
自分のアイデアが目の前で拾い食いされているという状況は、萌えますよ。しかもバッチリみんなの心をつかんでる。最高です。「よかった、狙いは合ってたんだな」って。


でももう静岡でV6→V8は出来ないな、って。パクリになっちゃうからね。
練り直しになりました。

これには参りました。
困ったな、どうしてもマッドマックスしなきゃならないのに(←ダウト)。

しかし最終的には「今回は『帰ってきた』なんだから」という所から、ウルトラ経由でああいうブリッジになりました。
イベントが、曲同士を引き合わせてくれました。
個のプレイを良くすれば、イベントが良くなるのは当たり前なんですが、イベントを良くしようと思ったら、逆に個のプレイが面白くなる、なんてコトもあるんだなって。
ホント、イベントって楽しいですね。


うなちゃんのツイートにヒントを得て、まとめてみたジャニーズ×KSGKも面白かったです。
このネタは、まだまだいけますね。やっぱジャニーズの楽曲は一流です。宝庫ですよ。


ただ、マニアの方は相当いますからね。
面白い反面、かなり神経を使いました。かなり勉強しました。
浅くはやれないですからね。
案の定、終わったあとには「Believeだから、次は怪物くんだと思った」と、かなり多くの人に声をかけられました。うわ、やっぱり国民的グループたちの曲を扱うとこうなるんだなぁ、と、人気を痛感しました。
そう。僕もあの場面は「怪物くん」だと思う。それが100点の答案だと思います。
ただ、イベントのコンセプトは「クソガキ」じゃないですか。
ここは、100点狙っちゃダメじゃないですか。
「何でこいつがジャニーズがんばってんのww?」っていう、全力で0点を取る面白さを突き詰めてみたかったんですよね。
というわけで、誰も求めてないところまで掘り進めてみました。

あ、エイトレンジャーのスタッフはライダーだから戦隊じゃないよ!と、言うようなことをMCで言いましたが、アレは僕の記憶違いでした。ごめんなさい。
エイトレンジャーは東宝ですもんね。違います。
ライダーの人がメガホン取った「別のジャニーズ映画」があるんです。
「それ」と勘違いしました。「それ」はボツにしたんですけどね。
「それ」やっちゃうと、やっぱり100点取っちゃう。
アガりすぎるから外したんです。0点取ってこそクソガキですからね。
クソガキDJに100点の正解はいらない。あくまで僕らは0点でいいんです。
僕らの目標は0点を積み重ねることなんです!0点チャンピオンなんです。

……ん????


また別の機会に使用出来たらイイなと思ってます。


 しかしまあ、色々と手は凝らしましたが、基本的にはのびのびやっちゃってますね。
オリエンタルラジオの「武勇伝」であるじゃないですか。「1日1m、バス停を動かして、いつか自分の家の前に持ってくる」ってやつ。1年間ずーっと、アレばっかりやってますよねえw 自分にいいようにルールを寄せてくる遊び?
1回目は「実写アニメ」2回目は「特撮コント」3回目は「ご当地ヒーロー」と「土曜9時」。
もう少しルールの限界に挑み続けるか、ど真ん中に帰るか…。

いずれにせよ、KSGKはまだまだ面白くなりそうです。
みんなで面白くしましょう!

脂肪燃焼団、新たな出会いのための自己紹介! byヘロウ

脂肪燃焼団のヘロウです!

新しい年には新しい出会いがあるということで、あらためて、自己紹介をさせて頂きます。

燃焼団のVDJ・MC担当/ヘロウ ▼

脂肪燃焼団の音楽・映像・おしゃべり担当です。
僕らのステージは、なずさんが頭に描くイメージを、ヘロウが具現化することで生まれます。
プロフィールをいつも「VDJ」としてもらうのですが、あらためて説明の機会がありませんでした。
「VDJ」というのは文字通りDJとVJのダブル。映像でDJするのがVDJです。
もともと地元山梨のアニクラシーンにはVDJさんが多く、僕もそういう先輩方に技術の基礎を学びました(盗みました)。
「VJさんの手間を減らすための窮余の策」として教わったのですが、身につけてみるとアニソンDJという表現方法に非常に合う。
PCDJの時代にはいずれこちらが面白くなるだろうと思い、一足先に取り組んでます。
これからドンドンアツくなるスタイルだと思います。

MCについてなんですが、あのー、音出しの時、どの現場にお招き頂いても、何も言わなくても「マイク使いますよね?」と、スッとマイクが出てくるのは何なんでしょうw?
そんなに喋りますかね僕は?いや、まあ、確かに喋りますけどね。この曲とこの曲つながんねーなー、って時は技術でなくて口でつなぎますけどね。
ラスト曲はいっぱい喋りたいからワザとブレイクの長い曲使いますけどね。
そんな喋っても大音響で何にも聴こえないって?知ってます。
いいんです。好きな曲が流れてると話さずにいられないだけなんです。
ホント、アニメが大好きなんですねえ。

 

エヴァ直撃世代で、その頃から古今東西のアニソンを聴き込んでます。
特撮も守備範囲ですので引き出しの広さは山梨屈指だと自負しています。その反面、ゲームは全然ダメですね。
アニソンの中でも、いわゆる「主・主・主=主題歌主題歌した主題歌」1回聴いただけでそのアニメの主題歌であることが分かる、古き良きアニソン、ベタなアニソンをとことん愛してます。積極的にフィーチャーしています。
ジャンルはなんでも聴きますが、ロックが一番好きで、それもメチャクチャラウドな奴がいいです。
どういうワケか、クラシックが好きそう、とよく言われますが、全く聴かないです。クラシックは「きらきら星」くらいしか分かんないです。

去年から今年の…
推しアニメはおそ松さん
推しアーティストはSPYAIR、OKAMOTO's、angela、あと「両成敗が止まらない、止まらない、呆れちゃうよな」って歌を歌ってる人たち
推し曲は三重ジャングルランドの歌/ロバート秋山

アニメは、とにかくよく動くアニメはみんな好きです。
アニメは動いてこそ!な、作画マニアです。
BONESが、TRIGGERが、マッドハウスが、IGが好きです。ぴえろも、テレコムも、東映(本気回)も、シンエイも好きです。
ここ2年ほど、仕事の関係で追いかけきれていません。来週からちょっとヒマになるから面白いの教えてください!

 

 そんな感じで、どうぞ、お見知りおきください!